アナログデジタル

日曜日はいったん持ち直した天気がまた今日は朝から雨。春だなぁ。
秋の公演で使いたいと思っているホールが隣の市にあり、申請するには利用者登録が
必要とのことだったので、見学に行ったときにもらった用紙に記入を済ませ行ってきた。
電車で行こうかと思ったが雨も降っているし車中なら考え事もできるので車で行く
ことにした。私の家からは1時間かかる。ダーリンの勤め先を掠めてホールへ。
(お〜い、仕事しちょるか〜?養ってくれてありがと〜)と思いつつ過ぎる。
隣接の公営駐車場に車を停め、建物の1階にある受付にて申請。
身分証明書を求められる。この確認作業があるために直接出向かないといけないのだ。
即日発行だと思っていたら「すみませんが11日以降にお越しください」
ぬわに〜?
え〜と、ここへ来るのに1時間かかるんですけど?とはさすがに言えないが。
「受け取りだけなら代理人でもいいですか?」
「その場合、委任状と本人さまの証明書が必要です」
ぬわに〜?(さすがお役所、と申し訳ないけれども思ったよ)
公的機関のホールなので仕方がないけれど、普通のホール慣れしている身には
なかなかどうして煩わしい作業が多いやおまへんか。
いや。文句は言うまい。(いっぱい言うたけど!)
今回はホール、いわゆる額面舞台ではなくてフリーなスペースでやりたいのだ。
そのための事なのだ。文句いうたらアカン。
「登録証が発行されましたら利用申し込みはインターネットでできますので」
そこだけはデジタルなのねん。
でも利用決定したらその日にショバ代(こら!)は払うんでしょう?
それはどこで?「窓口でお願いします」…やっぱり来なアカンのやん。
色々と追いついていない現状らしいです。
用紙に記入しつつ、今日が亡き母の誕生日ということに気がつく。
面白いね。死んでる人に対しても「誕生日」って思うなんて。
そういえば帰り道に入ったお食事処で『全力少年』がBGMで流れてきて永ちゃんを
思い出す。「あぁそうか、彼はもういないんだな」と変な実感をした。
そして「元気かな?」と考える。元気も何も、死んでるんやっちゅうねん(泣笑)
そういえば311を目前にして(わざとらしいほどに)新聞やTVで特集が組まれるが
被災地に幽霊が出るという噂があるそうな。
そしてその噂を耳にした中学生の息子さんを津波で亡くされた親御さんがかの地に
出向いて「幽霊に会えること」を切望されているというコラムを読んで泣いた。
こういう感覚をカタチにしたくて踊っている。