いい機会です

ムスメも春から中学校3年生。4月に入るとすぐに修学旅行がある。
沖縄ですと。いいな〜。でも旅程を見ていると意外に真面目というか、確かに
修学旅行の名に恥じない行程ではある。ただ単に遊びに行く感じじゃないね。
土地が土地だけに第二次世界大戦のことをガッチリ学んでくるらしい。
今から既にそれについての下調べなどがあるという。それはいいことだね。
親は特に何があるというわけではないが、健康調査票なるものに書き込んだり
保険証をコピーしたりして書類を整えるくらいのものだが。
紙のサイズがB4なので、紙の大きさに合わせるモードでコピーをしてきた。
すると普段、スルーしていた事項がある事に気がつく。
臓器移植に関するアレだ。
これって別のカードがあるから保険証の裏にも記入欄があるのを知らずにいた。
私は臓器提供派。もしもの時には自分の身体がお役にたつなら、と思うので
自動車免許証と一緒に臓器提供カードを備えている。
しかし、ムスメに関してはそんなことすら考えていなかったわ。認識不足だったな。
とはいえ、これは親が自分の一存で決めるべきものではないだろう。
これは本人に聞くべきだし、本人はどう思うだろうか。
聞いてみた。
「えぇ〜?そんなん…こわいわ〜」うん、自分が死ぬことを考えるんやもんな。
でもこれはとってもいい機会だと思う。
身体のみならず精神的にもメキメキと大人に近づいている今だからこそ。
死ぬことはまだまだ彼女にとって遠くにある出来事だろうけれども、そこに想いを
馳せることはこの先の自分の人生をどう生きて行くかにもつながること。
いのちを考える事。たましいを考える事。
さて、ムスメはどういう結論を出すのだろう。