本番こぼれ話

ゲネプロは前日。当日は簡単な手直し…すなわちこれ技術さんのためのもの。
ということで出演者はいわゆるぶっつけ本番なのだ。あれまぁ。
ていうか、私ゲネプロで初めて大奈落で踊ったんですが。全2回っきり。まぁええけど。
それだけの為に立派な舞台作っていただいて…なんだか申し訳ないなぁ。
*イメージを食べる
瞬発力が試される懸念のシーン。とはいえピアノ伴奏のショパンさんも即興ではなく
大体の尺を決めましょうと言ってくださりホッとしたことったらない。
初めの話ではライブ感を大事にしたい!とのことで即興って言う話だったのだが。
ちなみに私は即興は苦手なので嫌いです(笑)
「ラーメン」いろいろ考えた結果、太極拳風の動きから入り、麺を投入、ほぐし、
かきまぜ、湯切りして器に盛り、へぃ!お待ち、というところまで。
湯切りにしっかりした音を合わせていただいた。
ボレロがクソ真面目だったので初めはきっと何しているかわからなかったのだろう。
藤太が湯切りのところで「湯切りか!」と言ってくれたので、笑い声が漏れ
最後のポーズで「ラーメン、できたらしい」と言ってくれたので笑ってもらえた。
まぁ、見た目、怖いよね。真っ赤だし。
「カニ鍋」全力投球。関西人なら馴染みのあるあのCMのメロディ。
と〜れとれぴ〜ちぴち…に合わせてランニングマン。そしてペコちゃん顔でカニに
なりきったぜ。湖西童子の高原さんから「美味しそう」って言ってもらえた。
*最後のダンス
この日の手直しでも照明のチェックをしていたため踊っていない私。
直前になってなんだか焦ったよ。大丈夫だけどさ。なんだか本番の感じがしなくて
気合を入れなきゃって感じだった。
すると気合が入り過ぎたのか、冒頭のところで右手に装着していた布が指から外れた!
ゴムで指にはめるタイプだったのだが、もしかしたら少しゴムの緩いものが当たった
のかもしれない。(男性用のは少しだけ大き目にしてあるそうなので)
上手い具合に床には落ちず、左手に引っかかっていたので動きの中でパッととり
変な場所を握ったまま踊ることになってしまった。踊りそのものには支障はないが
「あぁ、本番ってこういうハプニングがあるよな〜」と思いながら踊っていた。
ウィグが外れたりするよりはましだから…まぁいいっか。
わかる人にはわかったかもしれないけど、見ていた演出、演助、衣装さんは
全く気がつかなかったらしい。
が、後ろのムカデ俳優の2人には帰りにエライいろいろ言われた(笑)
「アンタ達が私が違うことしてもちゃんと踊れるか試しただけや!」と言い返した。
*子供達
シアターメイツの子供達というのはこういう企画ものに参加することが多いのか
舞台慣れしているというか企画もの慣れしている印象だったと童子二人が言ってた。
そして、前はもっと幼かったろうに前々回までのお話を覚えているリピーターも
いたらしく、途中までは「オレ知ってるもん」的な雰囲気を醸し出していたらしいが
途中からお話が違っている事がわかり、初見の場面がくるとえらくおとなしくなって
「オレ、これは知らん」感があふれ出ていたとか。可愛いね〜!