ゲネプロ

今日はいよいよゲネプロ。その前に通しがある。???
通し、と、ゲネ。もちろんゲネはわかる。でも通しってなんだ?
問題があったらその都度止めながら通すってことかな?と「?」を頭にくっつけたまま
この日も朝から衣装で参加。ゲネがあるので朝一番に化粧も済ませた。
いや〜私。。。マダム感ハンパないわ〜(笑)みんなにもそう言われた。
「踊り屋ボレロというよりマダムボレロの感じですねぇ」って。
全身真っ赤。ウィグも赤いし、装飾品も赤。化粧もそれに合わせて赤と茶色でまとめた。
こうなりゃマニキュアとペディキュアも赤で統一だ。
じゃじゃ〜ん。なんつーか越路吹雪っぽい。ラインダンスも踊れそう。
初めは前回オケピのマリーさんが着ていた衣装をアレンジする方向も出ていたけれど
あれでボレロは踊れないので手持ちの衣装を少しアレンジしていただくことになった。
でもアレだ。赤に金を合わせると夜の装いになるね(爆)
でも意外に赤のウィグが違和感ない。気のせいでしょうか。もっとパンクになるかと
思ったけれどそうでもないな。いいなコレ(笑)
通しの最後、ラストのダンスシーンの進行表を書いたのは私なのでと演出に呼ばれる。
初めに踊った時に演出が「どうですか?」と聞くので反対に「どうでしたか?」と
質問したら「いいと思いますよ」ということだったので、「じゃそれでいいです」と
言ったら何故かみんなコケた。なんで?
演出が良いって言ったらそれでいいじゃん。そこまでこだわりはないんだよ(笑)
だって踊ってるのにわかんないし、というと「じゃ、レイさんに見てもらいましょう」
ということで呼ばれたのだが。
う〜ん、客観的に見ると良いようなもんだが、私が書いた照明イメージとは少し違う。
それを演出に言うと「照明さんにダメを出してください」というのでその通りに、
いろいろと削らせてもらった。
きっと研修生たちが一生懸命考えたのだろうところもあるのだが。これも研修のうち
と思ってくだされば(笑)こうして考えた事を削られることもあるよね〜って。
演出曰く「ダメ出して、レイさん、嫌われて下さい(笑)」だそうだ。ちぇっ。
なによりピンスポットを「これいりません。ここもいりません」状態にしたので
ピン当てスタッフだけで4人いるそうだが…仕事を奪った?
そんなことないよ〜。別にダンスシーンだけじゃないんだし。
「いや、そこのピン当ててるスタッフは研修生の中でもおとなしい子で…」と
演出が呪いの言葉を吐いてくる。知らねーよ、そんなこと(笑)
手直し作業の時間は多くないのでとりあえず休憩に入り、いよいよゲネプロだ。
ゲネプロでは関係者(ホールの偉いさんや大人ばかり)がツアーのお客さんとして
参加する体で行われた。捨て身のカニ鍋ウケた。ほっとした。
ラストのダンスシーンでは金銀のフラシモノもあり一層華やかに。
終了後、照明のチーフが寄ってきて「すいません。手直し間に合わないんで明日の朝に
もう一回チェックしてください」ですって。…私、まるで怖い人みたいやん。
嫌われたかな〜(笑)しゃーないなー。