時系列の不思議

本当に引きこもってしまった連休だったのでさすがに焦り、家の中でようかい体操
踊ったり、タバタ式4分間運動やったり、バタついていた。
秋も深いのにダーリンは一向に衣替えをしない。これで声かけるの何回目か!
毎度のことなので慣れてはいるがイライラする原因の一つではある。
そんなオットを尻目に私は着々と断捨離を進めることにした。
ついに、ついに、棚の整理に手をつけることにする。これはなかなかハードルが高い。
それというのも前回の断捨離でずいぶん処分した自覚があるからだ。
今回ここを断捨離するとなると使えるものや取っておこうとしていたものを処分する
ことになると思うから、若干心が痛む。
とはいえ、使わないまま場所がふさがっていること自体があかんわけなので…うん。
この棚をなくさない限り空間は広がらない、と強い心で挑む。
まず仕分け。封筒などはご案内用とプライベート用に分けて、プライベート用も
金銭の受け渡し用に使えそうなものは残しておく。
あとはずいぶん昔に買ったポストカード(郵便番号書くところが下2つだったり)
などは合掌しつつ思い切る。
使うことはないけれど見てて楽しいものや現地に行かないと手に入らなさそうなものは
置いておくことにして、そんなことをしていたら日が暮れた。仕分けってホント大変。
でもこれをしないと始まらないのだ、と夕食後にもうひと踏ん張り。
私が踊りに復帰してからのものを、以前は公演の種類ごとにファイリングしていたが
最初っから時系列に従って並べてみることにした。
それぞれにまつわる書類も整理しつつ、取っておくものと処分するものに仕分ける。
2004年のBKスタジオ第一回発表会からズラ〜っと。う〜ん、感慨深い。
初めの頃は精力的に活動していたなぁ〜と思ったり、変わらぬ顔ぶれに頭が下がったり
新しいつながりといろんなものの変化、そして変わらぬ関係に思いを馳せたり…。
心の中で強く残っている出来事がそれぞれの公演にはたくさんあり
初めて時系列に並べてそれがすごく遠い出来事だったり最近だったりする不思議さを
味わっていた。
いつだったか養老先生が記憶は時系列ではない、ということをおっしゃっていたが
まさにそれを体感するひと時の作業だった。
ずらりと並んでいる引き出しから飛び出る記憶は横に並んでいて感覚は生々しい。
かと思えば、ずいぶん昔のことに思える気持ちの開きがあったり。
ものだけじゃなく心の整理整頓ができた気がする。
これぞまさしく断捨離の醍醐味だね。
いちいち感慨にふけっていたので日付が変わったけどね。