ラブリィひざ神

熱は治まったが身体はシャッキリしない。しかし、仕事だ。気合を入れてスタジオへ。
いつものストレッチ後、組み合わせで今日はユニちゃんとマッサージを組む。
「筋肉が…年ですか?」やかましいわ!…まぁそれもあるかもやろうけども。ぶつぶつ。
一日寝込んだだけで筋肉が落ちるなんて。というか蓄えがないんかな。
また体調が回復したら頑張るさ。筋トレ。あぁ早くこの落ち込みから脱出したい。
マッサージ後、窓枠につかまってのバーレッスンもどき。
発表会の前になるとこのあたりをすっとばしてしまうので、再びやり始めたときは
各自自分の身体が重くて仕方がないようだったが、数週間経て形も戻ってきた。
別に今更バレエダンサーを目指すでもないが、反射神経と身体のコントロールと
何より芯の引き上げを意識してもらうために簡単なアンシェヌマンをやる。
シソンヌフェルメを左右前後に繰り返すだけ、なのだが。
このシソンヌというパはバレエをやりなれない人には意外に難しいのだ。
両足で飛んで片足ずつ着地というのは存外コントロールがいる。
しばらく前からやっていたので横移動は問題なくなってきた。前後だ、前後。
フェルメというのは仕舞うと訳され、片足ずつ時間差をつけての着地。
これが存外に難しいのらしい。前へ後ろへ飛ぼうとするが片足ずつ残すことができず
つんってなる、つんって!(笑)ヒザ神続出。
用事で遅れてきたMYさんとYちゃんが涙を流して笑い転げている。
もちろん馬鹿にして笑っているのではない。愛らしいのだ。そのどんくささが。
ラブリィすぎる。
あっちで悲鳴、こっちで悲鳴の阿鼻叫喚。毎回楽しすぎる京都レッスン。
笑いの絶えないレッスンはまるでナチュラルキラー細胞大量生産工場。
憂鬱な気分も吹っ飛びます。みなさん、ありがとう。