家族って

漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)

なんちゅータイトルや、と思いながら手にとったけれどしんみりジンとくるお話。
普段、自分が読むならどちらかといえばスルーしてしまう部類だったけれども
ムスメが学校の読書の時間で今読んでいる本が終わったら勧めてみようかと
思ったのが購入の決め手。だから普段はつけないカバーまでしてもらっちゃった。
レビューを書くとネタバレになるくらい、とりたてて重大なエピソードが散りばめ
られているでもなく、単に（？）少女の成長過程を切り取って描かれているので
少しばかり孤独を抱えた幼少期を過ごした人には響くんじゃないかと思う。
あぁ、でも孤独じゃない人なんてこの世に居るわけないっか。