文化祭

水曜日の午前中はPTAの当番で文化祭のパトロール係だった。
パトロールといえど、そうそう開放的でもないので不審者がいる率は全く低いが
一応展示物の見学を兼ねて見回り、ということだった。
午後からは仕事だけれど午前中なら動けるということで、この役を選んだ私。
この春に否応なしに当たってしまったPTA広報部のお仕事。
実は会議を重ねるばかりでまだ実働は何もしていない。後期が正念場らしい。
発表会が重なる身にはこれがちょうど良かった。
どのPTAもそうだろうけれど本部役員さんたちはとても忙しくて大変そう。
しかし、それ以外の役員は意外に実働することは少なくて、年間の行事のうち
一人1つか2つが必須なだけ。意外にラクである。よかった。
それにグループに必ず一人は「ヤル気があってデキる人」ってのがいて助かる。
うちの広報もそれに漏れず。副長さんがそういう方でとても助かっている。
こうして世界は回っているのだ。
それにしても文化祭。概ねは夏休みの宿題の展示だったりするが、兄弟でもいない限り
ほかの学年が何をしているかなんて全く知らないけれど、こういう時に見ることが
できて面白く、興味深く見せてもらった。
3年生の修学旅行は沖縄で、美ら海水族館や旅館でのお楽しみに子供達の顔は輝いて
いたけれども、先の大戦による被害や現在の米軍在駐問題などを学習し、まとめて
いたりするものが展示されていて思わず読みふけってしまった。
一応、やることはやってるんやな中学、というか(笑)
イマドキの子たち賢いからTPOにのっとってちゃんと書くのである。
個人的にどれくらい響いているのかはわからないけれども、書いてあることは
至極当然の感想であり、人道的であるし、素直である。
大人の責任としては響く響かないはこれもう個人の領域なのでいかんともしがたいが
伝え、与え、考えさせる機会を持たせることは必然のことだと再認識。
ムスメの心にも「ヒロシマ」の旅行、とりわけ原爆資料館の何かが刻まれています
ようにと願ってしまうひとときだった。
体育館では劇なども行われていたようだけれど、そちらには行かず。
展示物の見回りという名の見学をして、わずか1時間でお役御免。
これで後は広報部内の仕事だけだ。ファイト。