現在進行形

閉経記

閉経記

ここのところ気分が沈んで仕方がない。原因は思い当たらず。
いや。思い当たることがなくはないが、そんなこと今更…と思うわけである。
今に始まったことじゃない、と。だからこの気分の沈み具合にそれが原因だとも
思えないのだ。
でもそういえば、もう一つあった。
更年期障害ってやつだ。ホルモンのバランスが崩れて人によって症状は様々だろうけど
私の場合、更年期に特有の症状であるらしい「ホットフラッシュ」といわれる火照り
とは今のところ無縁のよう。普段から汗まみれだから?それともこれから?
しかし、いろんなものは確実に「キテる」と思う。
代謝の悪さ、体力の衰え、根気のなさ(←今に始まったこと?)
身体のあちこちに感じる不具合や軋みや白いもの、赤いもの、黒いもの。
しかし、いずれも誰もが通る道なのだ、と、どーんと構えている。気分的には。
色々と足掻く方も世の中にはいらっしゃるようだが、それは揺り戻しが怖い。
だからできるだけ自然に受け入れていきたい心構えでいるつもり。
しかし、このわけのわからない気分の浮き沈みにはまいる。
とはいえ、無理に明るくしようという気力もない。家の中ではそのままでいたい。
連れ合いには「…なんか怒ってんの?」と怖々聞かれ(笑)答えるにも「別に」と
どこかの女優のように自ずとぶっきらぼうになってしまう。
そんな気分をすくい取ってくれるこの一冊。
著者は私よりも年上だけれど、ちょうどこの本を書いてらした時は今の私の年齢に
近かったはず。
おぉご同輩、と嬉しくなってしまった一冊。