38年ぶりの友人達

ほぼ月一くらいで幹事会を重ねていた小学校の時の同窓会、当日。
やっとこの日が来たという感じでもあり、イマイチ現実味がなくてふわっとしている。
前日何度も数えた名札や書類等、そして公演の受付セットを車に積み込み、いざ。
なぜかジモティでない私が宴会場所に近い幹事達を迎えに行くとは、どゆこと?
まぁ、いつの世も輸送担当と言うことである。車が無駄に大きいだけ。
準備も滞りなくすんだところで、受付時間より少し早くボツボツ集まり出す。
懐かしい顔、顔、顔。違うクラスでも覚えているものだね。
外は雷雨。誰や〜?と擦り付け合う。余りの雨脚に車で来たけれど、駐車場で足止めを
くらっていたと言っていた人もいたな。宴会は室内なのでいいけれど昼なのに夜のよう。
宴が始まり、開宴の言葉、先生のご挨拶とつづく。この日は3クラスのうち2クラスの
元担任の先生が出席された。当然のことながら先生はご招待なのだが、お二方共に
お志をいただく。そうかぁ、大人の世界はやはりそういうものなんだなぁ、と感心。
ただ生徒は私達だけではないわけで、先生も同窓会があるたびにこれだったら
大変だね、と幹事同士でささやきあう。
開宴。さんざめく室内も時間と共にやかましくなっていく。
手紙の代読や余興など。飛び入りもあったり、小学校の時から変わらずちょけたヤツは
やはり50になっても、ちょけている。演出だろう、たぶんね。
そういう私も、あの人も、この人も三つ子の魂百までを地で行く。性格はそのままだ。
元からあるものは年月を経ても変わったりはしないものだと、改めて感じた。
また反対に、確実に生きてきた年輪が顔や態度や雰囲気そのものに現れる。
ひいき目かもしれないが、あんまりオバちゃんオバちゃんしていた女性はいなかったな。
男性はみなさん恰幅がよくおなりになって。反対に小さい時はぽっちゃりしていた人が
いまはすっかり細くなっていたりするパターンも少ないが、ある。
懐かしいし、すごく楽しかったけれど、ここから生涯を共にする友人をとなると
それはまた別の話だし、今からの蓄積が必要になってくるのだろう。
大人が友達を作るのは難しいのね。広く浅くなら、まったく簡単だけれども。
でも楽しかった。結局3次会までお付き合いした。
みんな味が出ていて、よかったなぁ。
そういえば、この日はじめて、本当に初めて喋ったかも、っていう人もいたりして。
クラスが違い、しかもそう接点のない男性なんかだと特に。
幹事の一人になったおかげで、ここまでのプロセスの方が濃くて楽しかったかも。
イベント自体は終わったけれど、まだ後仕舞もあるし、先生に渡す寄贈品の
データ作りも(またしても)引き受けちゃったし。
後日のお疲れさん会がまたまた楽しみなことである。