発表会鑑賞3

引き続きMYさんの出演された発表会鑑賞の続きを。
この会、なんと5部構成!で。しかし開演は18時。
5部とはいっても撤収を考えるとさすがに21時には終わるだろう。
割に1部ずつが短い。第1部はオープニングを除いてジャズとストリートダンス。
第2部がお子様のバレエである。年少年中組定番のオモチャのチャチャチャなど。
年齢が上がっていくにつれてしっかりしてくるのはそういうものなんだろうけれど。
小さくても、いや、小さいからこそ性格が表れるのも見ていてツボに入るところ。
やたら立ち位置を気にする子、ぼーっとしてる子、横の子の事が気になって仕方ない子。
見事に左右反転で踊ってみたり、順番を忘れていて観客の気をもませることがあったり。
いや〜自由ってこういうことを言うんだね(笑)面白いわ〜小さい子供の踊りって。
しかし、それでもやはり踊ろうとしている子と全くそうでない子がいるのも興味深い。
踊る事の一番最初に必要なものは音感かもしれないね。
感覚と言うのは持って生まれたものが大半なのだと子供を見ていて思うけれど
そんなこと言ったら身も蓋もなくなる人が大勢でるじゃないの。
感性はその後も育つもの、としておきたい。
第3部はお待ちかねO川さん演出の「紅白歌合戦
しかし紅白歌合戦というには余りに微妙に本流じゃない歌が沢山(笑)
このスタジオが30周年なので、この30年間に流行った曲で紅白を、ということらしい。
司会は『+D』のSTさんと女の子。
MYさん達、聖子ちゃんの歌。赤いミニドレス!きゃ〜っ。
その他のナンバーではジャズとストリート入り乱れての饗宴。
ところどころで『+D』の役者っぷりが光る。
トリは多分紅組なんだと思うけれど「キャッツアイ」80年代を代表する(?)曲。
このグダグダ感!乱雑さ!めっちゃ笑わせてもらいました。
ジャズダンス華やかなりし頃のダンスをMYさんが踊り、全員でステップする。
その後はお決まりの集計シーン。会場ではパンフレットを掲げて審査するが
これはもう全くのヤラセであり、結果はすでに決まっている。
紅白共に「8030点」主宰のT先生の御年が80歳、そして30周年おめでとう!と。
愛にあふれたメッセージではあるが「ひぇ〜T先生80歳なん!?」と会場、ざわつく。
第4部はまたまたバレエで「白鳥の湖」ダイジェスト版。
というかストーリーはそっちのけ。白鳥をテーマにして踊るというところ。
いくつかはバリエーション(有名どころの)を踏襲しているが、いかんせん年齢が
揃っているわけではないので白鳥の大きさもばらばら。
一応はトウシューズクラス以上ということであるようだが。
楚々としているが練習通りが精いっぱいのオデットちゃんと若い王子、それに
肉食ガテン系オディールちゃん、と。席で色々ツッコみながら鑑賞しまして。
第5部はT先生と同期の方々が大集合!加茂さくらさんのボーカルで始まる。
T先生方、きりりとした袴姿で往年を偲ばせる立ち姿。
しかし。…これもきっと自由にしていいよって言われたのね〜という踊り(笑)
でも許せるのは「そうか、皆さん年齢バラバラとはいえ80歳を軸に…」というのが
既に知れているからであり、今年がちょうど宝塚100周年という実にタイムリーな
機会でもあったため、会場もそう寒くならずにすんでいた。
80歳で走る、立つ、だけでもすごいと思うし、なによりやはり姿勢が美しい。
中にはもうすっかり巷のおばあちゃん、という背中の方もおられたけれど
「戒名ネタ」をさらりと披露され、笑いを取られるあたりもウィットに富んでいて
嫌な感じはまったくなくて楽しませていただきました。
ただ、最後はお決まりの「すみれの花咲くころ」だったのだが。
加茂さんが「ご一緒に〜」と言われるけれど、いえ、それはさすがに一般人には
浸透しておりませんから!(笑)
それに最後のきらびやかなテープが下がってきたのも華やかでうわ〜てなったけれど
ルべランスが全員すだれの向こう側〜みたいな(笑)
いやいや、しかし楽しませていただきました。ありがとうございました。
また来年も拝見できることを楽しみにしています!(T先生、来年もお元気で!)