泣くな!

出来れば今日中に終わらせたいなぁ、と思っていた作品。
うまくいけば終わる気がしていた作品。あ〜、そうは上手くいきませんでした。
いや、あと1時間もあればイケたかもですが。先日の大阪リハでほぼ半分は終了。
その後の構成としては自分の中で出来上がっていて実際は振りそのものをあてはめて
いくだけ、という振付者としては割と気が楽な状態であります。
しかし、先に先日のリハには参加していなかったメンバーに振り写しを
してあげないといけない。
みんな一週間たつとその前の部分の振付そのものが若干あやしく(苦笑)
ここさえも大阪でリハしたメンバーは一度通過したところで、やはり絶対的な練習量
というのはこういう風にして表れるんだなという見本のような展開である。
しかし来れなかったメンバーが悪いというわけでは、もちろんない。
ところで、今度の舞台はごっつ広い、らしい。まぁ大ホールだからね。
しかし奥行きそのものは栗東と変わらないと思うので、いわゆる間口の部分が
いつもより広いだけで、板の上に10人載っても却って踊りやすいくらいだと思う。
でもスタジオは狭い。当然だが。
慣れているメンバーは狭くても大体の動き方を実際と頭の中では違えていて
広くなれば広いなりでやれる人が大半である。
だが、そうもできない人もいたりして。つまり舞台そのものに慣れておらず
練習したままの歩幅、練習したままの動き方でしか動けない。
私は頭の中でおおよそのサイズをシュミレートしながら振付をするので、スタジオの
実寸以上に動き回る振付をするのだが、これがパニックの元になるらしい。
M田さんの顔がみるみる強張り今にも泣きだしそうに!
「どこがわからへん?」と聞くと「今日のとこ、初めから全部」とおっしゃる。
どひゃ〜っ(笑)ずっこけそうになったけど、そこは踏ん張りイチから何度も…。
まわりも手をだし足をだし、口をだしての応援まで(笑)
大阪へ来ていたメンバーが主には私の通訳を買って出てくれ、文字通り手取り足取り。
そりゃ、仕方がないよね。わからないままに進んだら、それはそれでまた後が大変だし
その都度やっていくほうがいいもの。
その時はできないとしてもせめて頭でわかるところまで行っておかないとイメトレ自体
できないんだものねぇ。仕方ない、仕方ない。
ということで、そのせいにするわけではないにせよ…終わりませんでした。残念。
しかし絶対来週には終わるので、次の大阪では大きい場所で練習できるんだし。
ちょうどいいのかもしれないわ。悲観的ならずに頑張って。