整理整頓DAY

この春に始まったTVドラマで、唯一録画もして見逃さないようにしているのが
小栗旬主演の『BORDER』だ。別に小栗旬のファンではない。
脚本の金城さんが以前『SP』を書いていたのと、ドラマのPRでの話がそそったので。
死者と会話ができる主人公、といった触れ込みでは一瞬ひいた。
いわゆる超常現象的なものはうまくやらないと笑えるつくりになってしまうのが常。
第一回目を斜めに見てから判断しようと思ったが、すごく面白かった。
実際に死者と話ができるとかできないとかは脇の話。
だって!「殺された」「死者」が「犯人はアイツです」って言うんだもの!
初めから犯人が分かっているから謎解きではない。
推理的な要素よりいろんな駆け引きや人間の心理みたいなものを突いてくる。
玻瑠ちゃん演じるクールでこの上なくクレバーな検視官が犯人像をプロファイリング
する場面があるのだが、先日の話の中でこんなことを言っていた。
黒づくめで一見スタイリッシュな部屋に住んでいた犯人だったが玻瑠ちゃん曰く
「クローゼットの中はぐちゃぐちゃのはずよ。この犯人はナルシシストなの。
黒を多用するのは自分を良く見せたいと思う人間が使う色なの。そして隠された
ところがぐちゃぐちゃなのも、そう。表面だけを取り繕う人間ね。隠されたところは
頭の中と同じ。ぐちゃぐちゃなのはあれこれ気が多い証拠なの。」
ぎくっ。隠されたとこ、どころか部屋そのものがぐっちゃぐちゃなんですけど。
一時、ベッドのまわりがお供え物状態だったのが、発表会本番が近付くにつれ
物は減っていった。そのかわり、失くしてはいけないものが開いたトランクに
次々と放り込まれている状態が続いており、発表会終了後は別の忙しさで整理できない
まま、ほぼ一週間が過ぎたのであった。こ、こ、これではゴミ屋敷になってしまう。
ちょうど衣替えもしないといけない時期だし、やっとのことで一日中家にいられる日が
出来たので、この機会を逃してはなるまいと朝から整理整頓掃除しまくり。
断捨離までは至らなかったけれど、とりあえず引き出しや山積みになっていた衣装も
仕分けして、クリーニングに出すものや返却するものやしまうものに分けられた。
ふぅ〜、これできっと頭の中もスッキリして次への切り替えがうまくいくはずだ。
整理整頓って本当に大事。