本番前練習その3

本当に前日感のある甲南レッスン。だって明日は小屋入りだもの。
ここでも「ピークは日曜日に」を合言葉にとりあえず一通りとおすことにする。
ここの若者たちの作品『to U』がやればやるほどよくなってくる。
まぁさすがに本番を前にして気合も入るのだろうけれど、やっと彼女達と言葉が
通じることを肌で感じる数週間だった。
きっと今までは「先生の」「言うとおりに」「動く」ことができたらそれが「踊る」
ことだと思っていたのだろう。
それを「それは違うんやで」と「先生」であるはずの私から言われて混乱したかも
しれないな。けれどもさすがに大人に近づいている年齢の子達なので理解も早い。
そしてきっと呼吸がしやすくなったはずだと。(信じたい)
踊りを創る楽しさを味わってほしい。まだまだ、ここから、これから。
この発表会を機にしばらく受験でお休みする子もいると聞いている。
(思い出作りもしてやらないと)とさすがにここまで歳が離れていると
こちらもそんなことを思う余裕が出てくることに自分でびっくり(笑)したりとか。
この発表会があなたたちにとって最高に楽しい思い出になります様に。
そのためには自分も楽しまないと。
楽しむためにはちゃんと踊らないと。…という三段活用は大人にも当てはまる(爆)
いずれこの子たちが大きくなって、この転換点を覚えていてくれたらいいと思う。
いや、覚えていなくてもいいから「踊るということ」の本質を捉えてくれたらいい。
楽しいものにせよ、真面目なテーマにせよ、踊りは表現だ。