トモダチ

土曜日の夜、ムスメは小学校の時の仲間たちとお楽しみバレーに出かけた。
私は家で仕事の仕込み、おばあちゃんはTV、ダーリンは3階でPCいじり。
9時ごろにピンポーンとインターフォンが鳴ったので、てっきりムスメが帰ってきたと
思い「はいは〜い」と出たら画面には外国人の顔がドアップで映っている。
「アノ〜 ココニ ワタシノ トモダチガ イルト オモイマ〜ス」
は?…居ると?…オモイマセンけど?
面食らってそのまま、答えてしまった。「いないと思いますけど?」
その応答を聞き「なに?」と降りてきたダーリン。「…ガイジンさんが…」と
言うと、一応英会話のできるダーリンが応対に出てくれた。
どうやら「カレー屋のとなりにいる」とその方の友達が言ったとか。
確かにうちはカレー屋の隣だが。違う。まつがってるよ、それ。
だいたいの見当をつけて、それらしいところを教えてあげるのに近くの交差点まで
連れて行ってあげたダーリン。
しかし、ようよう聞くとそこはペルシャ料理屋であってカレー屋ではない。
「そこはペルシャ料理屋やで。ファミマのとなりのカレー屋のことちゃうん?」
うちの隣のカレー屋とは別に、もう一軒チェーン店のカレー屋があるのだ。
「あ!そうか!しもた、嘘教えてもうた」「追いかけて教えてあげーな」
「そやな、そうしよか」追いかけて行ったものの、見つからなかったそうで。
無事にたどり着けたんだろうか?
ウチは大通りに面しているのでこういうことがよくある。
以前にも自分の泊まっているところがわからなくなった、と泣きついてきた
酔っぱらいの外国人女性がいたなぁ。ウチは案内所かっちゅうの。
「そやけど、あんた自分の家やのに、思います、はないやろ」とツッコまれた。
だって、あんなに自信たっぷりに「イルト オモイマス」って言われたらさ〜。
まったくブログネタに事欠かんわ。
結論としては「外国人て適当な情報で突っ込んでくるなぁ」ということになった。
その酔っぱらいの女性も「旅館が日本風なたたずまいの玄関やった」ということだけで
案内所にウチを選んだらしいし。共通項が適当すぎるやろ。
ここがマフィアのアジトやったらどうするつもりやったんかしら。