賭け

Oさんが膝の手術をすることになった。
正直に言ってしまえば「どうせならもう少し早くに…」と思わなくもない。
でもOさんの逡巡は痛いほどわかるし、しないに越したことはない。
しかし、どうやら痛みも限界らしい。いや、限界は超えていたけど頑張ってたんだな。
痛みをこらえては筋トレもままならない。もちろん踊りに支障が出て久しい。
だからこその決断なのだが、イランこと言う人もおるらしい。
全身麻酔から覚めへんかったひともおるんやで〜」と言われたとか。
なんという無神経さかと呆れたが根拠のない「大丈夫」も無責任だ。
こういう時にかける言葉としてはどうだろう。
「復帰を待ってますからね」としか言えなかったけれど。
26日に入院、27日が手術ということでこの日は顔だけでも出しますとのことだったが
やはりそれは無理な模様。主婦が家を空けるとなると何かと大変だもの。
ということで、Oさんは来ず。
ちょうど、というか、この日にお試しすることになっていた案件がひとつ。
サンバステップ、だ。もちろん皆さんサンバステップくらいはお茶の子サイサイだが。
超速いテンポでそれができるのかどうか。足がもつれたりしないかどうか。
できるなら出演してもらう。できないなら…何か考える。一種の賭けであった。
「え〜、一回お試しでやってもてもらえますか〜?」
私の心配もなんのその。みなさんライディーンを「懐かしいわ〜」と言いながら
軽やかに舞っておられました。よかった。これで一個クリア。