いっちょあがり

しばらくぶりのHさん、Nさんの振付。もうほとんど最後なのだけれど。
前回振付してから1か月半くらい経っている。熟成したかしら。
歌詞のある曲は振付しにくい。意味があるからだ。
意味をいかようにでもとれる、創造の余地のあるインスト曲とは逆で
ちゃんと歌詞の聴き取れる曲(すなわち日本語の歌詞の曲)は創りにくい。
意味を考えてしまうからだ。
振付には基本的に意味はない。意味づけするのはダンサーの仕事。
とくに言葉で考える意味でなくとも、直観的に曲想と結びつけるのも有りだ。
でも、歌詞のある曲はその歌詞の意味を無視して創るのは難しい。
固まったまま動けないことにもなる。私の場合、前回の時の振付がそうだった。
しかし頭の片隅では「これは観ている人が退屈かも」という冷静な判断も下される。
動いてこそ踊り、という面は確かにあるからなぁ。
いくつかの手直しをする予定でリハーサルにあたった。けれど。
この期間中、ちゃんと熟成されていた。振付当初はワタワタしていた部分も大丈夫。
もちろんまだ完成には遠いけれど、出口は見えた。
なによりこの曲を二人が大好きだということが完成度に寄与していると思う。
やっぱり重要だよね、そういうメンタルなところも。
手直しは最小限で済み、あとは練習あるのみ。
一応最後までの目処が立って万々歳だ。これでまたスタンプいっこ。ほぅ。