昭和と平成と

月曜日は親戚の法事であった。七回忌なので、この先はしばらくなし。
毎度おなじみの顔ぶれではあるが、みんな一様に歳をとったのだと実感。
椅子の争奪戦が激しい昨今。
法事中も胡坐をかけるオジさん軍に比べて、正座をしなければならないオバさん達は
座布団を譲り合い、我先にと後方に設けられた椅子席を奪い合う。
正座するくらいなら立ってた方がまし、というオバさんも。
でもねぇ、会館ならまだしも家の中で立ってるのもカサ高いし。
嫁の年代はほぼ私と義妹のみ。当然、前の方の座布団を薦められる。はいはい、と。
久しぶりにした正座。きつかったぁ〜。狭い部屋にぎゅうぎゅうづめ。
まるで重箱におしあいへしあいしている「おはぎ」のよう。
横すわりも腰にキツイし、いちいち体勢を変えるのにも周りに迷惑だったりする。
救いだったのは七回忌ともなればお経も少し時間が短くなっていること。
読経自体は同じかもしれないが、簡易焼香の間の「なむあみだぶつ〜」が少ない。
それでも足がしびれたよぉ〜。しばらくは使いモンにならんかった。
こんな時に人に襲われたりしたらひとたまりもないな。(ミステリの読み過ぎ)
仕上げ膳の用意があるというので、みんなでぞろぞろと歩いて移動。
ムスメと横並びで歩いていたら後ろからダーリンがこんなことを言う。
「腰の位置が全然違う」「体型が昭和と平成」
やかましいわっ、アンタも昭和やろっ!と言い返すも空しい。
確かにムスメはイマドキのスタイルだ。小顔だし、華奢だし、足が長い。ふんだ。
でもきっとこういうのがスタンダードな世の中になっていくんでしょうね。
きっとその頃には年号の名称も変わっているんじゃないかな。