反射システム

発表会で踊るバッハシリーズでの某曲が超速く、きっちり踊り込めないので
音程はそのまま、少しだけ時間を伸ばせる「タイムストレッチ」なる編集道具を
用いて120テンポの曲を2単位ずつ落としてみた。
「ちょっとお試しに踊ってみてくれる〜?」
110ではさすがに遅い。間延びして仕方がない。112もちょっと。では114は?
うん、微妙にキープの部分が長い、らしい。それに考える時間が長いと間違うという。
えっ?どういうこと。それアカンがな。
116。うん、これくらいかな?118、これは120とあまり変わりがない。
ということで116テンポに決定。それでも人間の身体と言うのは微妙なもので、
分数にすると3分30秒の曲が3分38秒くらいになるだけのことなのだが、踊ると違う。
その少しのことがすごく身体に響く。
オリジナルで踊っていた時は速くてしかも大振り(振りが大きい)なのでなおざりに
投げやりに踊っていたものが、速いには速いが一応隅々まで踊れるようになった。
その分、少しだけキープするところは長くなって頑張らないといけない。
反射で覚えて動いていた身体が一瞬のうちに「考える間」ができたことで戸惑う。
右だったっけ?左だったっけ?となる…らしいよ。知らんけど。いや、私も踊るけど。
私は振付したっきりあまり練習には参加せずだったのだが、そろそろやらないと。
ということで、10月11月はバッハ集中補修をしようと思います。