ななこ&ねねこ

平安神宮南禅寺、黒谷など神社仏閣の観光地が近いこともあって外国人向けの
土産どころ「京都ハンディクラフトセンター」なるものがある。
安物くさいものの扱いが多いが、そのチープさが却ってどうやら外国人受けするらしい。
あのペラッペラの着物とかさ寿司サンプルストラップとか扇子とか。
たまには象嵌七宝焼きなど、ちょっとお高い目のモノのあるが大概は、ねぇ。
それでもルートに組み込まれているのか、大量のバスがここへやってくるのだ。
近くに武道センターがあるからサムライモノにも事欠かない地域ではある。
仏像を扱っているギャラリーとかもあるしね。
さて、そのセンターの近くというか横手の路地を入ると普通の住宅があるのだが
京都らしい長屋町屋にはこんな表札がかかっている。
「聖護院ねねこ」「聖護院ななこ」
一見して何なのかが分からない。高級会員制クラブのようなプレート。
でもどう見ても町屋だよなぁと思っていたら、そこはどうやら町屋体験をするための
お宿、いわゆるゲストハウスというか宿泊施設であった。
犬の散歩コースにその建物の前を通るのだが、この夏には4組くらいの外国人が
そこへ泊っている時に出くわしたこともある。
へ〜?中は一体どうなってるんやろう。
っていうか、巨体の外国人には辛くないんだろうか?それも異国情緒なのかな?
余計なお世話の問いが頭を駆け巡る謎のゲストハウスです。