NO SLIP!

図書館の予約本がやっと手元に!長かった〜。軽く2年は待ったような?
あんまり待たされるので文庫が先に出るんじゃないかと思ってたけど。
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いや〜もうね〜ページをめくる手が止まらないワクワク感たらない!
おまけにとっかかりはさらっと軽いのに読後感は充分すぎる満足感。
これも「まじめ君」こと馬締光也という主人公のヘンさにかかっている。
すんごい変な奴なんだけど、そのあまりにも桁外れな実直さが好感度大。
それをとりまくキャラの濃い事。一つのことに執心する、ある種のオタク達。
それが言葉であり、辞書を編纂するという莫大な費用と日数と膨大な作業の果てに
あるものが相手だからか変に浮世離れしていて、すごく羨ましい。
映画では今や「ミズタク」としてもてはやされている松田龍平クンがまじめを。
う〜ん、キャスティングだけでもその変人ぶりが目に浮かぶようだ。
しかし、三浦さんの原作の映画には松田クンがよく出ているよなぁ。
まほろでも行天だったし。でも確かにはまっているんだなぁこれ。
映画は観たことないけどね。私の後にも予約が入っているのですぐに返却したけど
文庫が出たら買ってもう一度ゆっくり読みたい。でも電車での読書は厳禁本。
「つうといえばかあ」のところで盛大に吹き出して声をあげてしまったよ。
何がどうで、なのかは伏せることにしよ。なんせパロディ好きなもんで。