ゲネプロ@びわ湖

本日は通しの後、お客さんが入ってのゲネプロとなる。
ゲネプロ。すなわち本番とまったく同じように進めるリハのこと。
このゲネプロ、一年目は関係者の子供がたくさん集まってくれたが
二回目の昨年は何故か大人率が高く、出演者も「これはいかん」と思ったのか
今年はあちこちに声掛けをしたようだ。もちろん私も、した。
その結果、ゲネプロなのに100人とかって…透明マント足りるのかしら。
定員は100名なので、もちろんその数プラスアルファは用意しているに違いないが。
まぁ、でも多いのは嬉しいことだ。そのうち子供も60人はいるらしいし。
本番と変わりないな〜。よしっメイクも念入りに(笑)…嘘です。普通です。
今年はワタクシ、ショートカットになってしまったので衣装さんが何やらカブリモノを
考えてくれていると聞いていた。
だからてっきりヘビバンドやマリーさんの帽子みたいなものを想像していたのだが
それは滴が垂れたようなヘッドドレスだった。
なんと3種類も作ってくださったのだという。ありがとう!大野さん!
「こんなのもあります」こちらはフワフワとした綿のようなものが垂れ下がっている。
天使っぽいな。なんかね。どうだろう、ちょっとファンシーかな。
「最初はこれにしようかと…どうでしょう」被せてくれたのは透明ビニールの
なんていうか、自由の女神、というかカッパというか、シャンプーハット??
「…あきません」と私。「あきませんね」と大野さん。よかった採用にならなくて!
これじゃ湖からあがってきたテルマエロマエのモディストゥスになってしまう!
近からずとも遠からじ。笑いをとる場面じゃないのに笑えてくるやろ!
閑話休題。夕方5時からの通しのあと、20時よりゲネ。20分前には開場だ。
ひめさんとモニターを視ていたら開場するや否や舞台に駆け上がる子供数名。
「これは…」「手ごわそうですね」「そうですね」と二人で溜息。
この劇場ツアー、まず普段にはない「子供達との触れ合い」的要素もあるので
それはもう見事なまでに毎回々々違うのだ。
素直な子供達、大人しくて雰囲気が沈みがちになってしまう子供達、そして
手に負えないようなやんちゃがいるグループ、と、それはもう見事なまでに違う。
毎年、どこかの回で大人の意表を突く輩が出てきたりもするのだった。
さて、ゲネなのに波乱の予感。今年は…どうじゃろな。
果たして、その子達は元気ッズ、でしたね〜。やはり。
でも思いっきり混ぜ返すこともなく、まぁまぁマシだったかもね。
マリーさんは少々手こずってました。だって合図なしに楽器を叩くし!叩きまくるし!
セリフのやり取りが聞こえ〜んやないか〜〜〜〜い!
そして、ワタクシの場面では。
怖がって入るようだが「作りもの」とわかっているようで(小6くらい)
チョケて私の目の前まできて親指を立てやがる!
よし、覚えとけよ。
何度か私の前まで来たとき、普段なら見えないふりをして手を掠めるくらいだが
その男の子の手首を ぎゅ とかなり強い力で掴んでやった。
しかも手が冷たかった(笑)男の子、叫ぶ。「ぎゃ〜」言うて逃げやがる!
あっはっはっはっは。その後も何人かを蹴散らし、大人しそうな子の前に籠を置いた。
扉の向こうに消えた後、退場する口々が「あ〜怖かった」と。
まさか手首を掴まれるとは思ってなかったんでしょう。
あ〜お化け役、楽しいなぁ〜お化け屋敷にアルバイトにでも行こうかなぁ。