瞼が腫れました

小学校の時から猫を飼い始めてルビーが三代目。どの子も貰い受けた子達だ。
猫はトイレと餌の世話さえしていればほとんど手がかからない。飼育は楽だ。
反対に言えば可愛がりたいときにはそっぽを向かれるときもあるし、わざわざ人の
読んでいる新聞の上に乗ってきたり、もう今はTVも薄型なのでないかもしれないが
ブラウン管の時はしっぽが邪魔でいい場面も気がそがれたりするのだった。
それでもあの手触りと見た目に反しての体重の軽さ、いい匂いのする額、肉球など。
萌えポイント満載である。猫派だと思っていたのだが。
きなこを飼い始めてからは犬にも萌え死ぬことが多くなった。犬もかわいいんだよ。
毎日一緒にいるのに、外出から帰ってきただけで「どこいってたの!待ってたよ!」と
でんぐり返りするほどの喜びよう。おなか見せすぎ。無防備すぎ。
叱られると「ごめんね」と手をぺろぺろ舐めてくる。それも上目づかいで。
お散歩、の言葉に激しく反応し垂れた耳がピッとなるその瞬間。
なんともおバカな感じだけれど、そのイノセントに癒されるし穏やかな心地になる。
けれど猫に比べると格段にお金もかかるし手もかかる。躾もとても大変。
だからこそ、年月が経つと一緒に乗り越えた感があるのかもしれないと思う。
個体差はあれど、おおむね猫は最初から自立しているからね。
どっちがいいという話ではない。できればどっちも飼いたいと思っている。
猫には猫の、犬には犬の良さ。きっとそれは鳥でも亀でもハムスターでもあるんだろう。
この本は犬を中心にごく少数の人間模様が描かれる。
作品中、犬は擬人化されたりせず、犬のままで書かれているからこそだろう。
号泣した。そして、読み終わってきなこをぎゅっと抱きしめたのは言うまでもない。
イズミにはお勧めしません(笑)

一分間だけ

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