チャレンジ!

甲南は今日は「happiness」の振り写し。まぁ、サビだけなんだけどね。
必死になって振り興ししたものを携えて一路新名神をひた走る。
基礎クラスの後、この前からの練習分をさらっとおさらいして振り写し。
特に問題なく終わる。問題があるとすればダンサーは歌わないので、本来ならマイクを
持っているはずの左手をどう処理するか、と言うことくらいかしら。
みんなはそれも含めて本番は大声で歌いながら踊ります、と言うけれど。
再考の余地あり、と心にメモをして、その日は終了。
さて、クラス後に居残り一人。お付き合いもずいぶん長くなってきたAYだ。
彼女には今回新しいチャレンジをさせている。短いけれどソロを踊らせることにした。
今回は同期の子達が出演しないので、勢い下の世代の子達と組み合わせられる。
まぁ、どこも同じような条件なのだが、チームの顔ぶれが変わらないのって
見ている方にしたら飽きるのでは?と思ってしまうわけですね。
やはり作品自体もそうだけれど、出演者の数、と言う点でもボリュームの増減が
あったりする方が観てて楽しいじゃない?メリハリって言うんでしょうかね。
それが一つ。
そして、一度ここいらで彼女に色々と叩き込んでみようかというのもあり。
AYは決して器用なタイプではないので何かにつけ時間がかかる。
ただ、割にいい感性を持っている子なので、ゆっくり育っていくといいなと。
けれど踊りは感性だけでは踊れない。いろんな力が必要だと思うので、ともすれば
感情が先走りがちな踊りになってしまうAYに、ここはひとつ技術的なアプローチを
介して踊りを創っていく方法を教えてみたくなった。
1分強の短い時間だけれど、ちょうどいいくらいのテクストではないかしら。
そして、やはり違わず時間がかかるのであった(笑)
手を一つあげる、歩く、一歩踏み出す…etc。
区切って、区切って、毎週々々1フレーズずつくらいしか進まない。
一つやっては「そうじゃない」と私に言われ。身体の使い方から体重の乗せ方から
それはもう、事細かに注意点をあげつらっていく。
それでも何とか頑張ろうと真剣に取り組んでくる姿勢を感じられるので嬉しくなる。
さて、そんなAYさんですが、本番ではちゃんと踊れているといいな。
型にはめて、はまり切って、そしてそこから最後には自由に飛び立って欲しいと
ばあやは願っておりまする。