勝手にキャスティング

本屋で手に取り一瞬迷ったが結局は購入したもの。
2日間で読了した。登場人物を主に4人に絞ってあるせいかTV向きと言う気がした。
内容もエグくないし。エグくない分だけ、若干物足りなさを感じもしたが
思うに大体のヒトの人生ってこれくらいの波風具合じゃなかろうかと。
山あり谷あり嵐あり、という人もいるとは思うけれど、青天の霹靂的事件や事故にでも
巻き込まれない限りは大体がソレナリなんじゃないかと思うのだが、どうだろう。
ビジュアルが立ち上がるのはいいのだが、元ヤクザという設定の人物はどうしても
竹内力が出てきて仕方がなかった。
軽い引きこもりの東大生は神木龍之介くんで、竹崎さんは津嘉山さん。
ぽっちゃりを少し越した森川さんだけが像を結ばなかったけども、誰がいいかな?
行ったことのない小笠原諸島父島の風景も体験したような気になったりもして。
ところで、この本については私のボケがありました。
上巻を読み終わって、さて下巻、と手に取ったところ、どう見てもそれも上巻。
あれ?あれ?あれ?と思わずコントのように何度もひっくり返したりしたわ。
上下巻を掴んでレジに持って行ったつもりが、上巻2冊だったというオチ。
たまたまレシートももらわず、しかも購入して2週間以上経っているというのに
特にお咎めもなく交換してくださった山科書店さん、ありがとうございました。
ダメもとでも聞いてみるもんですね。
ただ、竹内力では本の中の年齢と若干開きがあるんだよなぁ…。(どーでもエエ)