卒業

先週、甲南でアケミちゃんと話をしていた時「やっぱりこっち(彼女のスタジオ)の
発表会、3月にしようかと思って動いてます」と報告を受けた。
スタジオ設立と共に12月に一つのけじめとしての発表会を手掛けた彼女。
そこから本格的にスタジオが始動、次回の発表会は出演者こそ大幅に変化はないが
新生「D-fan studio」としての発表会になる予定だ。
それは当初2014年の6月に設定されていた。
12月に終わって翌々年の6月。
充分に期間はある。しかもスタジオ業務と並行してだし。
ほぼ変化なしとはいえ、スタジオの方も落ち着くには半年くらいはかかるだろうと
見込んでいたと思う。
そのスタジオ業務の方でいくつかのクラスをかつてのアシスタントに担当させていた。
その彼女が来春、専門学校を卒業すると同時に就職するのだが副業禁止なのだとか。
えらいこっちゃがな。
その報告を受けた時点ではまだ1年あったのだが、おいそれと講師は見つからない。
けれども、いずれ辞めてしまうとわかっているものを続ける事も受講している子供に
対して少しばかり無責任なことになってしまう。
それにそのクラスを受講している子供たちにとってもなかなかに衝撃的だと思う。
あとを引き継ぐインストラクターが見つかるに越したことはないのだが。
それにしても、ここまでその講師を慕って受けている子供達に何もなしでクラスを
閉める、または講師が変わるというのも心苦しい話だ。
で、発表会をもって講師を卒業、という形式をとることになったという。
無論、発表会では最初で最後かもしれないが、その講師による作品を出すことになる。
う〜む、なにかと大変ですね。気苦労が絶えませんな。
というか、こちらのクラスもいろんなものが前倒しになるので考えないと!
まぁ、まだホールが押さえられていないようなので予定は未定状態ですが。
「最近、振付も構成も何にも降りてこないと思ったら長距離での車の移動がないから
ですわ」と泣きメッセージが訴えられていた。
思わず「また京都通う?」と軽口を叩いて返したが、その心境は想像するに余りある。
アケミちゃん、孤独に耐えて頑張ろう!
ものつくりってのは誰もがいつでも孤独だからさ。