しらゆり会

先日、古巣の発表会に行き楽屋を見舞った際、夜の部を観に来たかつての生徒さんと
遭遇!久しぶりすぎる〜!元気だった〜?
案内をくれたNちゃん始め、ここ数年はソロを踊っている彼女たちは懐かしい仲間。
仲間、というか、先生と生徒の関係ではあるが、歳がほぼ同年代と言うこともあり
ダンスの関係以外のところでは友達だ。内緒だが良く旅行も行ったし宴会もした。
生徒さんとのプライベートな付き合いはご法度、の世界だったのだが、そんなん、ねぇ。
プライベートな付き合いをする程に気心が知れ、それでもみんな馬鹿じゃないので
大事な一線は踏み越えずにいてくれたし、だからこそ強力に応援もしてくれたのだった。
その関係をスタジオに還元させる努力を多少なりとも理解してもらえていたようで
彼女たちと私の関係を「しらゆり会」と命名したのは師匠である。
「しらゆり会」の名のもとに集い、喋り、飲み、食べる。
私にとってはかつても今も「素の自分」をさらけ出せる貴重な友人たちである。
ま、今やどこででもさらけだしてるんスけどね。
「しらゆり会しよ!」という号令はただの号令となっている昨今だったが
結局のところ誰かが旗を振らないといけないのだ。誰かって誰だ?…私か(苦笑)
「しらゆり会するよ〜」メールを一斉送信。送ったのは11人、集えるのは8人。
ネットで適当なところを探し、厚かましくも「女子会・3時間・3000円」を予約。
土曜日にレッスンのある彼女たちに合わせて7時半開始にセッティング。
集った顔触れには何の変化もない!そりゃもう面白くないくらいに、だ。
出会ってからかれこれ20数年は経っているというのに。この変化のなさ!なんなん?
聞くと、変わらないようでいてやはりちょっとずつ生活に変化がある模様。
最近ではレッスンに行けている人も少ないようだ。
レッスン後には欠かさずお茶(もしくはビール)をしていた彼女たちも最近では
まっすぐ帰ることが多くなっていると言う。マジで!?
ま、でもそんなもんかもしれないな。大概身体もガタくる歳よね〜。
それでもこうやって集まるとギャイギャイとかまびすしく、楽しい。
更年期も何のそのだ。…いや、それもそんなことないけど。
中の一人が言う。「30年後もこうやって集まって騒ごな」
30年後。どうかな〜難しいな〜。でも20年後ならなんとかいけるんちゃう?と笑う。
願わくば、このままで。この仲間のままで。抜け駆けナシやで。頼むで。
願わくば、いつか彼女たちに私の作品を踊ってもらいたい、とも思う。ここだけの話。