妹なんだ

読み始めたら止まらなくなって、おまけに涙が何度も出た。
平凡な(?)OLが幼なじみの結婚披露宴でスピーチライターなる女性に出会い
その感動的なまでのスピーチに心惹かれるうち弟子となり、おまけに何故か
政局にまで関係してしまう、というある種の成長物語。
スピーチに引用されているのはオバマ大統領だったりもするのだが小説である。
けれども前回、この国で逆転劇が起こった選挙の話があったりして
「そうか、こういう人達が暗躍(?)していたのか」と思わされることよ。
でも小説である。現実味があるようだけれど、堅苦しくなく最後まで面白く読んでいける。
小説でこれだけ泣いてしまったのは久しぶり。
まさに言葉の力、だ。
操れる人はすごいね。
ということでまたまたコンプリート癖が出そうな予感。
著者は原田宗典さんの妹さんなんだってさ。