複雑なちくわ

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

人間の生命の不思議についての本。これ読んでたら稲垣足穂を思い出したわ。
例えば「身体の中」とはどこか。
食べ物が口から入っていって、それがいつ身体の元になるかといえば血液として
循環し始める、あるいは体液として変化してこそであると。
だから臓器や消化器官は人間の身体にとって「外側」のままなんだって。ほぉ〜。
ちくわ、だよね。その構造ってね。
あと面白かったのが「脳の記憶は時系列を認識できない」ってこと。
昨日のことも30年前のことも思い出すことにおいては並列なんだそうだ。
そういえばそうだよな、と。改めて考えたことなかったけど。イキモノって不思議。