物語はつづく
図書館戦争全編コンプリート!これで映画も解禁。
- 作者: 有川浩
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何度も吹き出させてもらった。
作中で「熱血バカ」こと笠原郁に対して「彼女の意表は想像の斜め上を衝いてくる」
という評があったが、読みながら「それは作者の有川さんでしょー」と突っ込んだわ。
このスピンオフ版は乙女要素全開というか、なんというか。…ダダ漏れ。いろんなものが。
もちろん図書館内での事件も描かれていたりするが基本的には堂上と郁の恋愛が中心。
ベタ甘を笑いでコーティング。脳内で岡田くんと奈々ちゃんがああしてこうなる。
しかし革命編はずっしりと読みごたえもあり、本当に面白かった。
図らずもスピンオフの2巻目から読み始めたシリーズだったが、どこかのあとがきに
あったように、物語は終わっても作中人物はどこかで生きている感じがする。
もちろんフィクションだってことは百も承知。でも作中の人物がいい意味で等身大なので
ちゃんとそっちはそっちで生きていく感じがするな。
それは阪急電車の登場人物もそうだし、植物図鑑の人物たちもだ。
こういう風に完結しながらも続いていくってのは創り手として羨ましい限り。
舞台、しかも踊りっていうのにもきっとそういう要素はあるのだろうけれど…。
「切り取る」という手法。その後や裏はご想像にお任せします、ってやつ?
でもな〜、ただただ主観だけのものって…モノにもよるけど…ね。
スピンオフ版は「別冊」扱いだが、これ、女の子にはピンとくるよね?
別冊マーガレットとかそういうやつね。
果たしてあとがきにはバッチリそう記述があったのでちゃんと作用している。
あーこれで図書館戦争読みつくしちゃったな〜。
予約している他のやつはなかなか回ってこないしね。
…もう一巡する?(しないしない)