しれっとしたもんだが

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

ハマってる私を見かねてとーるさんがわざわざ持ってきてくれた本。ありがとー(叫)
いや〜、面白いですねぇ。実は前後して図書館から借りられたので一気に3巻まで。
図書館内乱

図書館内乱

図書館危機

図書館危機

一日の終わり。ベッドに入っていそいそと本を開くこの幸福。うししし。
なかなかのみっちり文字なので目が疲れることこの上ない。
まぁ、さすがに一気に3巻も読めませんけどね。
まだ映画も見ていないのに読みながら思い浮かべるのは岡田くんと奈々ちゃんやわね。
この二人以外には考えられないでしょう。
しかし、ここまで有川作品ばかり読んでると作家の癖のようなものも掴めてくる。
この人は何かと言うと「しれっと」するのが好きで「…としたもんだが」という
言い回し(書き回し?)も多い。
必ずと言っていいほど作中には「しれっと」と「…としたもんだが」が入る。
だんだん気になってくる。入らないと肩透かしを食ったような感じにもなり
入っていると「入っているな」と思う。(なんじゃそりゃ)
本編のほうは作者が月9ドラマを目指した、というだけあって大筋では軍隊的な
戦闘シーンもあるザクッとした硬派な仕上がりだが、その本性は恋愛ドラマ。
「上官!」「このバカ(拳骨)」といった…師弟愛というか、スチュワーデス物語
扱ってる題材が「表現の自由」の問題であるので、フィクションとはいえうすら寒い。
こうして自由に読書を楽しめている世の中がいつまでも続きます様に。
…というのは作家の計略にまんまとハマっている気がする(笑)