ヒロシじゃなかった

コレめっちゃくちゃ面白かった〜!!!

三匹のおっさん (文春文庫)

三匹のおっさん (文春文庫)

定年を迎え嘱託でゲーセンに勤めることになったキヨ、店を早々と息子に譲ったシゲ
女房には先立たれた機械屋で一人娘を溺愛するノリ。
幼馴染の悪ガキどもは、歳を経て60を迎えたが、まだまだおじいちゃんとは呼ばせない。
俺たちのことはおっさんと呼べ、と私設自警団を興す。ご近所の正義の味方として
軽微なものから結構重めのものまで未然に犯罪を防ぐべく活躍する。
とまぁ、簡単にするとそんなお話なのだが、これが滅法面白くてですね〜。
1話読むと、次々とページをめくらずにはおれない。
そして何度読み返しても、これまた面白いし、スカッとする。
確かに定時には印籠を出して事件を解決してしまう、アレの要素がたっぷりだが
ありそうで、なさそうで、でもあるかも、と思わせる設定がすごくイイ。
ま、ないだろうけどね。
でも高齢者をなめちゃいかん、というか、このおっさん達のように見た目はおっさんでも
侮れない人ってたしかにいるんだろうな〜と背筋がシャンとします。
はやく続きが読みたくて、でもまだ単行本なので図書館に予約入れたら357人待ちだって。
それに、この作者。ヒロシっていう男の人だと思っていたらヒロっていう女の人だった。
シツレイしました〜。