gap

選曲の旅から、しばし帰還。
普段は聴かない系のジャンルを探し続けるのは免疫がなくて苦労する。
当然のことだが、聴きなれているということはそのジャンルにも強いのだろう。
自分のマイナーさ加減や偏りに改めて気づかされたわ。(知ってたけどさ)
この前から、あちこちでリサーチを重ねていた。
金曜日。いまどきのワカモノ事情を知ろうとして現在高1の子達に聞いてみた。
「いま、あなたたちの中では誰が流行ってるの?やっぱAKBとか?」
「う〜ん、それも好きな子多いけど、モモクロも流行ってる」
「モモクロかぁ〜…(それはちょっとなぁ)」
「ウチはみんなとちょっと違くてRADWINMPSとか聴いてる」
「…?らっど?ういんくす?」
「ラッドウィンぷス」
「へぇぇ〜?(全然知らんなぁ)」
「帰国子女のバンドやねん。ロックやけど」
「ふぅ〜ん、一回聴いてみるわ〜」
てな会話がなされた後のレッスンでは。
「みんな、発表会のことは聞いてくれてる?」うなずく子達。
「まだ全部決まってないんやけどな、第二部はバッハやねん」
「???バッハ?」
「ほら、クリスマスの時、一回踊ったやろ?」
「あ〜!あれ!あれやるん?」
「うん、あれもするから思いだしといてや」
うなずきつつ、既に踊り出してみるみんな。
「でも他にもな、みんなにはG線上のアリアを振り付けるわ。知ってる?」
「知ら〜ん」
「え〜?有名な曲やし聴いたことあると思うよ」(といいつつCDをかける)
「は…あ〜ん?なんか知ってる気がするかも〜」
「そやろ?」
「シマムラで流れてそう!」
「!?」
せめて歯医者の待合室とか言って欲しかったわ(苦笑)
かように両者の間には深くて暗い川が流れているのでございます。
まぁ娘ぐらい離れてるもんね、世代が。
私が「イマドキの歌」と思っているものは彼女たちにとっては既に懐メロかもしれない。