ダンスファンタジー ゲネ

さて本番です。朝10時30分からのゲネ(!)が予定されているので
8時過ぎに山科駅で京都組と待ち合わせ。みんな30分前から来ていたらしい。
ごめんね。ムスメが試合だから弁当作ってて10分前到着で。
車の中では笑いっぱなし。朝から宴会モードか!頼みますよ、本番。
ホールに到着し、昨日来ていなかったHさんとTちゃんのために場当たり。
二人とも自分たちがいなかったことで一緒に踊る人に迷惑をかけたと
しきりに昨日のリハに来れなかったことを謝っている。
いや、そんなん仕方ないですよ。普通の日だもの。
ただ来れなかったことで不安なのは本人達なのだろう。
しかし、その不安があんなことになろうとはこの時点で知る由もなく…。
一方、例のOさん登場。一応頑張れそうだという。踊れる、つーか動ける?
今日はOZさんが午前中抜けられない用事があり本番で初めてメンバーが揃う。
ゲネで今度はOZさんのダブルか、と思ったが、もうヤメた。
照明さんももうわかってくれてるはずだ。それよりOさんが心配。膝も、踊りも。
でもOさんだってメンツもあるだろうし頑張ってくれるでしょう。それに期待。
歩けないほどなら来なかったはずだから、来たってことは踊る気だろうし。
今回は予算の関係上、舞台監督が不在。Q出しはアケミちゃんがやると聞いていた。
ということは、アケミちゃんが出演するところは私がQ出しするわけですね。
ゲネを客席から見ているわけにはいかなくなった。
とはいえ第一部はまったく子供達の独壇場だし、アケミちゃんも出演しないので
手放しで楽しむ(こら)
ここの発表会は当然アケミちゃんの生徒ばかりが出演するため1人5曲は軽く踊る。
これだけ踊らせてもらったら十分すぎる。もう普通にはできないでしょ。
普通はどこぞで合同でやる発表会に1曲、2曲出るくらいのもの。
それでもここの生徒(の親)が払っている出演料よりも、もっと取られる。
この恵まれた状況を認識してくれている保護者ばかりではないらしいのが残念だ。
私達は「…のために」と思ってやっているけれど、決してボランティアではない。
その辺りは共にしっかり自信を持って行きましょうね、と
ここまで舞台を創り上げた大変さに共感と理解をしつつ、
頑張りに拍手を送りながらそんな思いを噛み締めていました。
第二部からは初めは客席、そして楽屋、及び袖にて待機。
楽屋にいるとARが出たり入ったり。出演もお世話係りも、の大活躍。
そのせいか第二部にある彼女の短めのソロはヨロヨロ。おぃ、大丈夫か?
内容よりまずは体力、基礎力がやはり必要。
どんな状態でも踊り切れる力をつけないとね。これから、これから。
一方、就職した都合で今回は2曲しか出ないAYは緊張している様子。
2曲のみということのほうが緊張するらしい。ふーん、そんなもんなのね。
一方、受験生であるCちゃんは合間に勉強してたり。偉いね。みんな大変だよね。
SKは保母さんなので、あまり練習する時間が取れていないと嘆いていた。
確かに所々振りの怪しいところがある。今までの彼女にはまず無かったこと。
でも、反対に私はそれを見てホッとした。
彼女はそれを自分に許せるようになったんだなぁ、と。
もちろんいいことではないけれど、彼女なりに踊りとの付き合い方を
見つけ始めたような、そんな感触。
白と黒しかなかった彼女の世界にグレーゾーンが混じり始める。
大事だよね、グレーゾーン。そうでないと神経やられちゃうもの。
それでいいのだ、とバカボンのパパの気分になったりして。
アケミちゃんにとって、この上の4人は特別な存在であるとか。
それは私にとってもそうだったりする。公演もやったしね。
公演は彼女達にとって踊りというもののイニシエーションだったと思う。
楽しさより、厳しさ、辛さの方が多かったのだろうけれども、
あの経験が必ず生かされているはずだと信じる。
今はまだ実感がなくても随所にあの時の経験が生かされているなぁと
私自身は見ていてそう感じたんですが…どうでしょうねぇ?
それは精神的なところだと嬉しいけれど、顕著には身体の使い方だけどね。
バッハの方は滞りなく終了。とりあえずOさんも動けているようだ。
だいじょうぶですかね?本番も。無理しなくていいからね。
京都&若者組はちょこちょこあるけど、まぁ許容範囲だろう。
…あぁできることならこのゲネを本番に差し替えたい。