いざやいざ 1

本番日。しかし娘のバレー遠征と重なって朝4時起きという苦行。
しかしなぁ、これはこれ、それはそれやし。
久しぶりに眩暈がするし吐き気もする。寝不足すぎて。
娘を送り出してから1時間の仮眠をとったら今度は自分が出発する時間。
本番。…なんの緊張もないけども。ひたすら無事幕が下りることを祈る。
今回は主催でもなく、かといってゲストでもなく、スタッフなのだが
特別なことはしていない。していないが仕切りを任されたりもしており
ただ、そういった事が事前に分かっていたら、
もう少しやりようもあったなぁと内省しつつホールへ向かう。
一緒の作品に出るヒップホップチームが完成に向かってるはず。
本番日ですよ。まぁもうできてたら何も言わんとこ、と思っている。
ただ惜しむらくは、もっと前にできていたなら演出も出来たのにという思い。
当日ではダメの出しようもないし、こうしてああしてとも言えない。
まぁでも、これもまたいい勉強にはなりましたけどね。
できた頃に呼びにきてとリーダーの子に伝え、楽屋でゲネプロの用意。
今回レイワークスメンバーはピエロをモチーフにした「夢」という作品と
合同での作品「HANDS POWER」を踊る。音楽はどちらもAON。
ピエロはまんまピエロなんだわ。衣装が。哀愁が漂えばいいのだけど。
もう一つのはマジシャンのマリックが使っていることで有名な曲なので
いっそマリックをネタにしてしまえという発想。AON万歳!
それにこれは当初からオーラス扱いだったので混成チームは必至。
けれどもレイワークス発表会の方で何度かパッチワーク作品をやっている為
そんなに不安はなかったな。知らない人も少なかったし。
ただ一緒に練習できないであろうことが明白だったため、ほぼユニゾン
つまり同じ踊りを踊る場面が多くなる。でもいいの。マリックだから。
そう、マリックでいくと決めた途端、それなら全員マリックにしてしまえと
半分冗談みたいに思いついたけど頭の中で笑える絵面だったので採用。
「たまねぎ部隊」みたいだろうかな(笑)
誰が誰かわからなくてもOKでしょ。不気味に面白いと思うよ。
インパクト狙いもあるし。せめて衣装だけでも統一感があるじゃない。
…ピエロもインパクト狙いだったり。ちょっとね。
これには深い理由がありましてね。何と言っても今回はヒップホップが主流。
そんな中でのジャズの扱いは難しいだろうと予想。
どの路線で行くのかはすっっっっっっごく悩んだ。
イワークスマジ路線か、はたまたお笑い路線か。
マジ路線では今回参加できる人数が少なかったので創れるものが狭まった。
それにドラマを創ろうとすると時間が長くなる。これもダメ。
お笑いはかなり本気だったけれど最後までのイメージングが出来ずに沈没。
ネタとしておいておくことに。
で、ピエロだ。知っている方にはわかると思うけれど今回出演の4人は
個性において、体型において、踊りのタイプにおいて、もうバッラバラ。
どーすんのコレ?と思うくらいバラバラなのだ(含我)
強みはずっと一緒にやってきた空気感のみ。それと踊りに対する姿勢。
作品もモチーフとしてピエロは悪くない。まず体型が隠れる。(爆)
統一感が出る。ある種のイメージを持ってもらえるはずというのもあった。
何より曲が良かった。ちょっと短いけどね。
たぶん短いって言われるだろーなーコレ、とは思いつつも
こういう発表会の中ではインパクトを残しつつすぐ終わるってのもいいでしょ。
なにするの?と衣装で思わせ、ツルツルとみているとあっけなく終了する。
少しでもイメージを揺らすことができるなら、と思う。
単にリズムに乗るだけでなく、世界観みたいなものが垣間見えれば。
本当は前後に色々つけたいな、とは思ったこともあったのだが
まぁそれはレイワークスのほうで出来る。今回は良しとしよ。
なによりちゃんと見る人には見えるだろうはずだから。
そんなこんなで迎えたゲネプロ。首尾はいかに?