身から出た錆

小道具探しの旅に出ること数日。
たかだか一回限りのことに使う小道具なので、100均で十分。
しかしこれがナイ。ないったら無い。どこを探しても。
最初に必要と言ってから、当然のことながら出演者は探してきていた。
でも、形も色々あるのでどんなのがいいのかわからない、と言う。
そりゃそうだわ。でも、ある種の共通イメージがあると思ったんだけどな…。
そんな中、ヒットを飛ばす我がワークスの宴会部長ことHさん。
さすがだ。こういう自ら動いてくれるタイプはとっても助かるし嬉しい。
それにこの道具がこれまたぴったりフィットして。100円なのに優れもの。
でも残念ながら大量注文はできないそうで…しかも店舗に2つくらいしか無い。
とりあえず製造元に問い合わせたり、店舗を巡ってみたり。
やれることは全てやったけれど手に入れるのは難しい。
さて、困った。これに代わる、または似たものを探すしかない。
そこから、まぁ探す探す。無いとなれば手立てを考えなくてはならないからね。
このご時世、ネットでどうにかなるかなと思ったけれどそれもダメ。
100円ショップにも特徴がいろいろあって、ある大手はどこに行ってもダメ。
この系統にはギャル系しかない、この系統は取り扱いそのものがない、とか。
条件厳しいなぁ…。直接中国へ買い付けに行くか?くらいの無さかげん。
儚い望みをかけて滋賀県の某所にあるショップへ行ってみる。
あっ。あった!…でも一個しかない。しかも色が希望のものとは違う。
でもこの際色はどうでもいいや。遠目には変わらないだろう。
店員さんに本店へ問い合わせてもらうと、あろうことか廃番だという。
は・い・ば・ん。てことはショップにあるだけしかないってことですね?
むむむ。ここには一個しかない。同系列のショップを巡るしかないか…。
幸い京都にも10店舗くらいはある。
とにかく行って、あるだけ買ってくるしかない。たかが16個、されど16個。
これが必要と言ったのは確かに私なのだ。
しかし、それを探すのは私の仕事か?(確かに探すよと言ったのは私)
最近、ちょっと「思うところがある」ことが大きくなってきて
自分の中の考え方を整理している最中でございます。