苛めたら倍返し
特に読みたいと思う本がなく…というか、文庫で川上さん読書中につき
図書館に行ってもブラブラするばかり。
読みたい本を予約して帰ろうとした矢先、一冊の本が目に飛び込んできた。
加門七海さんの本だ。
あれ?でも何でこんなところに?「か」のとこじゃないのに。
加門さんの本はほぼコンプリートといっても過言ではない。
ジャンルはホラー…なんだろうなぁ。異世界の話。
それにエッセイというか、実話を元にした怪談話が多い。
怪談話が好きなわけではないが、何てったって彼岸と此岸に跨る話ゆえ。
思わず手にとってパラパラめくる…今はホラーも読む心境じゃない…。
じゃない。どうやらこれは猫の話のよう。それも加門さんの飼い猫の。
- 作者: 加門七海
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この方いわゆる「視える」方なんだけれども、本を読む限りその方面の
知識もハンパなく、それに節度をお持ちなので、安心して彼女の身の上に
起こる数々の怪事件を読むことができる。けっこう怖いけれど。
今回のこれもその辺りは外してない。飼い猫の周辺にもそれは出現する。
これらの現象は妄想といえば妄想なんだろうけど…ね。
主観と客観の判断は難しい。
でもそういう部分があってもなくても単純に猫を溺愛している様が
猫好き、またはペット好きとしてとても共感できる。
飼い猫の「ののちゃん」を病院に連れて行った時に待合室で会ったおばさんの
猫にまつわる祟りばなしが一番恐ろしかった。
あとは知り合いの霊能者から教えてもらったと言う「厄払い」の方法。
簡単だけど生きている人間をどうにかすることもできるそうな。恐ろしや。