モチベーション

目まぐるしく忙しかったこの数日の間隙に穂村さん読了。

整形前夜 (講談社文庫)

整形前夜 (講談社文庫)

冒頭から穂村節炸裂で吹き出すこと数回。
なんだってこの人はこのように自虐的なんだろう。
世界を敵に回さない戦略だろうか。
自分のダメさをとことんアピールして周囲を安心させるためなんじゃないか。
あまりのダメっぷりに、人によっては共感や母性本能をくすぐられるのかも。
残念ながら私は全然くすぐられませんが。共感できる部位はあるよ、うん。
この本の中で自分の消極性は親からの遺伝である、てなことが書かれていて
なんでも彼のお母様は初めて遭遇する物事に対して異常なほど消極的だそう。
TVでサッカーを観戦していて「怪我するからやめたらいいのに」とか
マラソンで「苦しいのにやめたらいい」スキーでは「寒いからやめたらいい」と
私などはそれを読むだけでイライラするが
未知なるものに対して異常なほどの不安や恐怖を感じる人って…確かに居る。
こういう人は安心安全が何よりも自分の大切な指標なのだろう。では自分は?
う〜んと考えていつも行動の基準になるのは楽しいかどうか。
楽しいか楽しくないかが一番のモチベーションであるらしい。
なんかお気楽っぽいけど…それでいいのか?
もっと高尚な価値観と目標を持つべきでは?と
ソファに寝転びチョコを食べつつ開会式を観ながらコレ書きました。まる。