終わりました(公演後記その1)

いや〜ずいぶんご無沙汰してしまって…楽しみに覗いてくださっている方には
大変申し訳ありませんでした。
結局、ビワコでの後記もまだ書ききれていないまま、今度はこちらの公演。
踊るわけでもないのにチョー忙しかったんだよん。すみませんでした。
こちらの公演、実験劇場ことトライアルシアターの第一回目が終了しました。
出演者の頑張りによって、大勢のお客様にご来場いただくことが出来ましたし
その後、こちらに届く声も、終演後の会場でのやり取りをみていても
これは「成功」といってよい状況だと思っています。ありがとうございました。
関係者ならびにいろんな形でご協力くださった方々に心より御礼申し上げます。
さて、この公演。制作期間は実に2年を有します。
会場で配ったパンフレットには「約一年間の練習を重ね…」と書きましたが
構想を練り、企画し、選曲し、とりあえずはボチボチと振付を始めるところから
数えると、2年はかかっています。長くやっていて自分でもビックリです。
その間に発表会もあったし。実動は発表会後ですが、水面下では始まっていた。
ビックリですが、こうでしかできないのが私のやり方なんでしょうねぇ。
だからダンサーにはかなりの負担をかけているなぁ〜と、この公演に関わらず
いつも申し訳なく思っています。
長く同じことを覚えておくっていうのは、一見楽そうですが、大変なんです。
短期決戦でやっつけた方が、体と頭はしんどくても楽なんですよね。
でもそれが出来ないのは、私がボキャ貧だから。時間がかかるんです。
それに持論として、心からの踊りを踊ろうとした時、振付をチャっと覚えて踊る
だけでは、一瞬の達成感はあっても人生の糧となるようなものにはならない。
そう考えているからです。
かつて私の師匠は「踊りは自分の人生を掛けるに値するものだ」と言いました。
刷り込みのように、またそれを拠り所として育ってきました。
社会的、経済的、精神的。どこにも安定する要素のない世界ですけれども
それを凌駕するのにあまりあるものだと確信しています。
(もちろん、ある一種の人たちにとっては、ですが)
裏返せば、社会不適合者であるともいえますが…。ま、ソレはソレよ。
思い出や思い入れが多すぎて、一体どこから書き記せばいいのか分かりませんが
なるべく順を追って公演後記を書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお付き合いください。
出来るだけ短期間でいろんなことを書きたいと思います、が、できるかな〜?

つづく。