DNAがアレ

びわ湖ホール夏休み企画【わくわく☆ドキドキ劇場探検ツアー】終了!
いや〜楽しかったですわ〜。踊りの舞台とも違う楽しさが満載でした。
いつまでも異邦人感が抜けないでいるし、それは未だにそうなのですが
きっと役者以外の出演者は少なからずそう感じてはいると思います。
それは劇場のスタッフにしても同じで、ごまさんの脚本で「自分達も」出演
しかも結構重要な役どころを担当しなくちゃいけないことへの戸惑いは
きっとあったと思います。(私がセリフをしゃべるのと同じくらいね)
しかし、日に日に結束感は高まり、チームワークも動線も動きそのものも
裏表関係なく一丸となって取り組めたことを肌で感じる2日間でした。
私自身についていえば、実際のホール練習に入ってみてから、
「そうか、この話はこういう事なんだ」と分かってからセリフも自分の中に
入ってきたように思います。どの部分をしっかりと伝えればいいのかも意識して
もちろん動線も考え、極度に怖がらせないように…と色々と考えながら
また、感じながら楽しんで役作りをさせて頂いてました。
私は役柄的にずっと3階で潜んでいましたので、ホール内で行われていることと
ホワイエ付近での色々の両者の進行具合と雰囲気が手に取るようにわかる。
そして同時進行で行われる舞台転換の数々に一斉に動くスタッフの働きも
同時に目にすることになりました。
裏であろうが表であろうが、やっぱりみんな舞台というものに対しての愛着と
責任感があるからこそだよな〜と思って頼もしく、嬉しく参加していました。
これはもう、やはりごまさんのお手柄というか、まんまと計略にハマった感じ。
舞台は出演するものだけが創っているのではない、という事を当事者である
私達自身も普段わすれがちなところでありますから。
そしてまたホールのスタッフさんがノリがイイ!
特に打ち上げの場面では役者陣より盛り上がっていたのではないでしょうか。
この企画はとりあえず多分来年も継続していくことになるのでしょう。
子供向け企画ですが、大人でも十分に楽しめるというのは嘘ではありません。
普段だと入れないところに入れたり、いろんな機構を体験できるのですから。
ツアーのストーリーそのもの以外のところでの体験は大人の方が楽しいかも。
子供は年齢にもよりますがガッツリ食い込んで参加してきますね。
私が近づくと息を殺して固まるもの。襲おうとすると伏せるし。
でも裏の感動的なストーリーに泣き出した方もいらっしゃるようでした。
今回見逃した方は是非とも次の機会にご来場いただきたいと思います。
足元はスニーカーで。軽装で。荷物を少なく。
細かいことはネタバレになるから言えない(笑)
しかし、ごまさんのことですからね。
きっと来年はどこかチェンジしていると思いますよ。
館長さんも今回のリニューアル版はいたくお気に入りのご様子です。
「郷土愛」というのでしょうか、やはり有名な民話が題材になっていたり
伏線で感動的なストーリーが同時進行的に行われることや、幻想的な終わり方
などに感銘を受けた事を初日の打ち上げの席で熱弁をふるって下さってました。
しかし、気に入らない(?)ことがひとつあるとか。
このお話、湖西くん・湖東くんが登場するのですが
ならば湖北と湖南はどうなるんだというある種のクレームが…(笑)郷土愛強し。
最初は一日二回公演なので、最初が湖西・湖東なら次の回は湖北・湖南だろうと
そういう風に予測されていたらしいのですが、それはハズレですしねぇ。
ごまさんが「はぁはぁ」と聞いていると、もう御一方同じことを言われた方が
いらしたそうで。まるで長野県民のようだ。(と聞いた時に思ったデス)
そのお二方が言われるには「…いや…我々はDNAがアレだから…」
アレってなんだ〜?
さて、来年のマイナーチェンジには湖北・湖南は登場するのでしょうか?
三上山の神様曰く今のままでも湖北・湖南は登場しているんですが。
確かに。しかし、その程度のエピソードではいかんという事でしょうか(笑)
主役級の名前を与えろと。そういう事なのかしら。
そのあたりのことも楽しみに、また来年もお声がかかるのを待ちたいですね。
楽屋での色々はまた追って記していこうと思います。
さて、次はいよいよこちらの本番ですよ。おじいちゃんの一周忌もね。