北海道遠征その1

先週末、アケミちゃんと二人で北海道行き(仕事)でした。
北海道には私にとってはかつての生徒さんであったHさんがいらっしゃる。
今回、発表会に出たいという事で…しかも御年ごにょごにょなので
もしかしたらこれが最後かも、ということもあり私が振付をすることに。
さて、この度なかなかに面白く波乱万丈な幕開けをしたのでした。
mixiつながりの方には重複する内容ですみませんが。
では、北海道遠征の顛末をどうぞ〜。
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木曜日は通常通りのレッスンがあり、帰宅は午後11時。
きなこが来たばかりなのでお世話に時間を取られながらもなんとか準備をする。
そして明けて金曜日。午後一から振付なので超朝早い便で出発の予定。
いきおい起床は朝4時。睡眠時間は2時間。
…うん…飛行機でも特急でも寝られるから大丈夫さっ。
荷造りは前日がレッスンで遅くなるのを見越して水曜には準備万端でした。
帰宅して「わざわざ買いに行った」そこにしか売っていないお土産を入れ
あとは上着やら携帯の電源やらをショルダーにいれたら完璧!
心配していた寝坊もなく、着々と支度は整い、行ってきま〜す!
もう出ないとヤバいよって時に
なんと?
まさかの?
きなこちゃんウンチョス!
な〜に〜?やっちまったなぁ〜って言ってる場合じゃないし〜。
ほっとかれへんし〜(泣)めちゃくちゃギリギリなんスけども〜!
慌てて始末をしていると「出してアピール」の鳴き声
を聞き付けたダーリンが2階に上がって来てくれた。
「アトタノム」と電報のような言葉を投げ弾丸ダッシュで家をでました。
が。外、な〜んもないやん。タクシーも…人すらも見当たらない。
交差点までキャリーをガラガラ引っ張り走り(かなりの近所迷惑)
全然違う方向へ曲がろうとしていたタクシーを
これ以上はないくらいのボディランゲージで止め、京都駅に飛ばしてもらう!
この時点で既に5時8分。電車は21分発。
この時間ならタクシー飛ばしたら10分でいけるかも?
しかし改札を入ったとたんホームに電車が!
…陸橋とホームを10秒で駆け抜けるのは無理(涙)京都駅って結構広いんです。
アケミちゃんを乗せた快速電車のお尻を見送り…私、この時点で大パニック!
確か、この始発を逃したら飛行機には間に合わないんじゃなかったっけ?
慌てて阪急烏丸駅にタクシーを飛ばしてみたけど普通しかない!
絶対無理やん?確か京都駅は次の快速44分…いま…40分…む〜り〜(号泣)
あのまま待ってたらよかったのに。バカバカ!私のバカ!
慌てて、また京都駅に。結局6時9分発の快速を待つ。
めっちゃギリ…三宮からタクシー飛ばしたら間に合う?かも?
これはもう運転手さんの技量に任せるしかない。
理由を聞いたタクシーの運転手さんは思いっきし飛ばしまくってくれました。
言えないような違反しまくり(>_<)ごめんなさいっ。2分前カウンター到着!
しかし乗ること叶わずアケミちゃんは一人で旅立ちました。
凹むわ〜きなこぉ〜(号泣2)
飛行機って電車じゃないからね。駆け込み乗車は認められないのね。
そこに飛行機止まってたのに!見えてるのに!
とか言ってもダメ。断固として受け入れてもらえない。
後から聞くと、搭乗手続きをしておけば間に合ったかもね、と。
つまり「待ち」の乗客が私がカウンターに駆け込んだ時点で居たって話。
う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。人生最大の失策。あんまりやわ〜。
いろいろなタラレバはもう通用しない。気分を変えて前向きに!と思っても
なかなか前向きにならないほど落ち込みました。久しぶりの感じ。はぁ〜。
自分のダメさかげんもですが、なによりも待っていて下さる方がいるからね。
この日を楽しみに、かなりの緊張感を持って迎えて下さるのを知っているから。
だって、次の便って午後だもの。実に6時間の無駄!あぁぁ〜もうっ。
空港で待ち、新千歳についてからも待ち。待つ日だね今日は(自分のせい)
先行しているアケミちゃんにおさらいの指導をお願いしたけれども
これって、なかなか複雑で。アケミちゃんには負担だったかもしれない。
振付も知らないし、なによりもHさんはかつてのアケミちゃんの恩師なので。
Hさんがいなかったらアケミちゃんと私の今の繋がりはなかったかも。
後から聞いたところ「めっちゃ気ぃつこた…」(アケミ談)そうです。
悪かったわねぇ〜。ごめんね〜。
私は結局7時前に北海道到着。長万部ではなく洞爺で降りてねといわれ
再会の喜びもつかの間でいきなり裸のお付き合い!
えぇ温泉に連れてってもらえました。いいお湯だった〜。
つい昨日「じゃ明日」といって別れたアケミちゃんと北海道で会っている
この不思議。そして朝からのバタバタで、こんなにアケミちゃんの顔が
見たいと思ったことはなかった(苦笑)ほっとしたぁ〜。
露天風呂で蚊を牽制しながら、つい先週に催されたアケミちゃんとこの発表会に
ついての話に花を咲かせる。
先週発表会が終わったばかりで、通常の教えもあり、リハもあった今週。
アケミちゃん、お疲れさま。忙しかったよね。
タフというよりは…なんだろう、責任感?使命感?に動かされている感じ?
来るときには飛行機内、特急内でいろいろな話をするはずが叶わず。
この旅の間につもる話ができればいいなぁ〜とお互いに思っていましたね。
湯上りに食事をしていると洞爺湖の花火も見え、朝のバタバタとは雲泥の差。
人生って不思議だな〜(笑)
それに日本って狭いな〜。北海道でっせ、北海道。ひとっとび。
北海道はさすがに涼やかでちょうど関西の4月の気候。さわやか〜。
なんだかこの世のものではないような不思議な浮遊感につつまれて外に出たら
満天の星!星!星!こんな星空見たことがないってくらいの星!
空の先には宇宙が広がっているのを本当に実感できたひとときでした。僥倖
いや〜〜〜〜〜〜生きててよかった〜〜〜〜!
名物はいろいろあろうけれども、この星空をお土産にしたい。
そんな想いで一日目は終了となりました。は〜〜嬉しいけど…疲れた。つづく。