踊りの練習

前回の合同リハは震災後2日目。みんな暗く重い気分のままのリハーサル。
そして、つい一昨日は平日だけれども最終週なので通常レッスンの時間を
合同リハに当てはめて行いました。
この日には衣装を作ってくださる方やチラシのためのイラストをお願いする
アーティストや、ご意見番(サポーター)のH氏などをお招きしました。
衣装チームは出演者の採寸に。アーティストは作品のイメージを摑みに。
H氏には印象を聞かせていただくと共に、こちら側としてはテーマが
ちゃんと伝わっているかどうかを確認する要素も含んでいます。
ということで、図らずもたくさんの見学者の中でのリハとなり
出演者は緊張するやら戸惑うやら。だって、まだしっかり出来てないもんね。
当日の午前中にも手直しがあったばかりだし。
まぁ、でもこういう類の緊張感と言うのは、経験すればするほど糧になると
思っているので、衆人環視のなかでも自分の世界を創るきっかけとして欲しい
なぁと思うのでした。
事務的、実務的な連絡事項が多く、ちゃんとしたリハができませんでした。
出演者は物足りなかったでしょうねぇ。せっかくの時間だったのに。
申し訳なく思いつつ、次回からはしっかりと練習しますと宣言しました。
その意図は、ひとまず振付をみんなが自分で覚えた時点からが、やっと本格的な
練習をする時期に入れるということ。
そして、作品が全て出来上がった状態になったところで、各自が一貫したものを
捉えつつ個々のイメージを膨らませていって欲しいこと。
こちらも考えながらの作業であるので、ちょこちょこ振付を変えたりもします。
正直なところ、それに対応していけるように、今までやってきたはずのところは
もっと出来ていていいはずだよな〜と思ってもいました。
おかしい。結構な時間を費やしてやってきたはずのところまでが崩れている。
どーしてじゃ。緊張した?時間が空きすぎて忘れてる?
みんな、練習は「させてもらうもの」だと思ってるのかな〜?
もしそうだとしたら、それは違いますよ。
具体的に場所としての広さにおいては個人的に練習をするのは難しいかもだけど
頭の中ではできるはずだよね。イメトレってやつです。
頭の中でスムースにいかんものがどうして実践できようか。
それに、もっと工夫があってしかるべきとも思うし。
今度の劇場空間は狭いので、かなり濃密な空気感が生まれると思う。
その空気に対峙できるだけの濃密さを各自が持ち合わせていなければ。
出来る限り個人の「ホンマモンを」と考えているので、口を出さないように
していたのですが、これは口をださなきゃいけないか?と考え直しました。
ということで、次回からはみっちりと「踊りの練習」をやります。
そこも私の責任範囲であると肝に命じて。