エラそうですけど

昨日は久しぶりに古巣の踊りを堪能しました。
不思議にいろんなことが透けて見える(ような気がした)のは気のせいだ。
うん。そうだ、そうに違いない。
若い力も充分育っているので安心。身体能力も素晴らしいもの。
先輩としてはずっと見守るよ、としか言えないところ。
がんばってくだしゃい。もちろん同僚たちにも心からのエールを送ります。
わが師の振り付けは実に多彩で、よくそれだけ出てくるなぁ〜と
まるで素人のような感想を持った。(覚える方もすごいね)
しかし、実はその先にあるもの。
そこに少し物足りなさを感じたのは、あくまでもかつて居たころの幻影が見えるからか。
可愛い後輩たちに、少しだけ先輩ぶって言えば
「ダンサーとしての創造力」あるいは「読解力」をもう少し。
師が要求しているものを尚、超えるような何かを。
きっと「いっぱいいっぱい」だというのは容易に想像できるのだけれど。
新作だもんね。それに今年だけで2か月に一度は公演があったそうだし。
失敗など微塵もなくやれているのはダンスまみれの生活のなせる技なのを
充分理解した上でのタワゴトですが。
きっと師もそれを求めてブチギレていたのだろう…。暑さだけのせいじゃなく。
私はそう感じました。
そう、創作する側はいい意味で裏切られるのを待っているのだと思うから。