死後の世界

お墓の候補地へ見学に行っているのであります。来週も、再来週も行くそうです。
これで何度目だろうね?
もちろんおじいちゃんの、です。
おじいちゃんは山田家では末っ子だったので先祖代々に入れない。
これも考えれば不思議なものですね。
嫁という立場の人間は「家」というものに入ってからは
生まれた系譜からは切り離される。
方や「こんな家に死んでまで縛られたくない」と考えるオトコノヒトもあるでしょう。
「死んでからまで一緒にいとうない!」と叫ぶ人も多々あるようですし。
かといって一人に一つの墓…となったら、この世の中は墓地ばかりになってしまう。
ゆゆしきことです(笑)土地がなくなる。
お墓はアンテナとも言いますね。
死んだ人との交流をする場所であり、目印のようなもの、と。
順当にいけば私もおじいちゃんを筆頭とした山田家の墓に入るのでしょう。
しかし女である娘は嫁に行くと私たちの許を離れる。
つまり、今探している墓に入るのは4人だけ、となります。
…死後の世界ってどうなっているのでしょうねぇ。
わたしはやはりあの世でも山田家の嫁としておさんどんをするのかしら。
この世と変わらね〜な。もしかして少しずれてるパラレルワールドか?
とどのつまりは微塵になってしまうらしいのに。ね。