一区切り
本日、成安造形大にてびわ湖PJのオーディション。
昼から夜まで2回に分けて予定されている。一回につき3時間。
内容は公平を期すため全く同じ。ダンス➔コミュニケーション➔演技。
それにしてもなんですな。
学校単位でこうも雰囲気が違うってのが面白い。
年代的には全く同い年の子たちがいるのに、持っている雰囲気が全然違う。
きっとばらけて2~3人がまぎれたならわからない程度なのだろうけれど
集団でいると言葉では言い表せないが「違う」んだな~。面白い。
夜は人数が少なかったので進行も少し早くて予定より早めの終了。
この日はびわ湖花火大会だったのだけれど、上手く渋滞にはかからず帰って
来ることができました。
車でバイパスを走っている時に一瞬花火が楽しめた。夏を感じた日。かろうじて。
京都へ帰ってきてからはうちの近所の喫茶店でごまさん、高原さんと共に配役会議。
役柄に応じて星を3つ、2つ、1つと分けました。
3人ともいろいろ悩んだけれど、私が担当するところは結局、配役に応じて誰もが
必ず踊らなきゃいけないわけなのでダンスだけ特化している人間はいないので
悩むも悩まんもなく(笑)主要メンバーが決まりさえすれば同じこと。
1月にはみんなをひ~ひ~言わせるだけです。
夕闇迫る成安造形大。ステキなキャンパスね。
嵐の中で
ムスメと部屋を取り替えっこして2年になる。
夏になってエアコンをかけだしたら夜中に咳をしていることが多いような・・・。
そりゃ、その部屋のエアコンは結婚した時に買ったものだから20年は経つ。
ほとんど夏にしか使わないので動いているが、もうさすがに限界かも知れない。
なにより去年せっかくダスキンさんに来てもらったけど、ムスメが咳をしているのが
気になる。と、思い立ったらCMやチラシでジャパネットが目に付くやんか。
結果、安いのかどうなのかわからないけれどもお手軽さに負けてエアコン購入。
部屋も広くないので一番小さいやつね。
もちろん分割です。私が支払います。・・・ただし本体分だけ。
ほかのオプション(リサイクル料や別工賃など)はダーリンに支払いをお願いした。
さて、そんなエアコンの取り付けが本日なのだが。
雲行きが怪しい。台風が来てるらしいね。時おりすごい風。雨は大したことない。
延期してもらってもいいんだけど?と電話しようとした途端、先方から連絡あり。
「近くまで来たんですが、お宅どこでしょう?」表札出てないしね。
こんな嵐ですが、しかも3階ですし、ベランダに屋根はないんですが。
先方も慣れているのか快く「今日を外すとお盆明けまで無理なんで・・・」と。
2人組で現れた職人風の方々。一人は私くらいの年齢、もう一人は若い男の子。
大谷翔平くん似の可愛い子。ま~その子が外(室外機)の係なんですな。
時おり雨の中を手すりによじ登ったりして頑張ってくれてました。
中は中で、当然エアコンかかっておらず蒸し暑いところでの作業。汗だく。
いちいち道具や器具を3階まで運ぶのも大変だよね。すみませんね。
せめて晴れならよかったけれど・・・。
無事、取付完了です。これで電気代も節約できるでしょ。
コミックオペラ『ミカド』
びわ湖ホールにて『ミカド』観てきました。勉強&お楽しみ。
オペラははるか昔にダンサー役としてだけ出演したことがあるのと
ダイジェスト版みたいなので、それもまたダンサー役としてだけ。当たり前だけど。
最近「歌って踊る」場合の踊る部分を担当している私としては「歌いながら踊る」
という基本的な呼吸を勉強しなくちゃいけなんじゃないだろうか、と思っていた。
それもあったのと、人材育成講座でのこのオペラへのお誘いがあった時から
気にはなっていたけれど6日のスケジュールがギリギリまでわからなくて。
ほぼ飛込みくらいの感じで行ったけれど、とても良かったので覚書。
前日ぎりぎりに予約をしたため席は2階席最後方の少し上手側。
かなり見下ろす感じ。でもちゃんと計算されていて前の人の頭を越して見える。
大ホールでのオケピは知ってるけど中ホールでは初めて見た。
撮影、当然ながら禁止なので開演前にパチリ。
満席の入りで、まずはそのことにびっくりした。オペラって人気あるんだね。
これはびわ湖ホール自体が自分のところでオペラを制作し、上演し、集客を
し続けてきたという不断の努力によるもの。素晴らしいね。改めて実感した。
もちろん、助成金やスポンサー契約などの色々な支援はあるだろうけども。
開演前には演出の中村敬一さんによる解説。結構な説明だったので、これって
ネタばれなんじゃ?と思ったけれど、上演を観るとそれは下地として有益だった。
なるほど、こうして敷居を低くするんだね。ダンスではどうだろうね。
ミュージカル音楽でいうところのオーバーチュアがまずあり、10分くらいか?
いよいよ幕が上がる。と、そこには「外国から見た日本」のイメージがくっきり。
う~む。外国産のジャポニズムを日本人が日本語で上演。幾重にも入れ子構造。
一見、新京極の土産物屋かと見まごうようなキッチュな色使いであふれている。
始めは日本ってこういう国です、みたいな軽い紹介なんだけど、そこへ出てきた
出演者の目にも鮮やかでかわいくて起き上がりこぼしのような出で立ち!
一気に心をわしづかみにされた。ゆるキャラやん!これ。飛脚便色でした。
そして次々と登場人物が現れるが、まぁ~とにかくポップでキッチュ。
うわ~だ~いすき!そうだな~舞台全体がサランラップCMのクマさんだ。
思わずパンフレットで衣装さんの名前をチェック。下斗米雪子さん。
難しい字だな。「しもとまゆこ」さんと読むのだろうか。振付は佐藤ミツルさん。
とにかく衣装が奮っている。声楽家の方だから皆さん結構ふくよかだけど
冒頭の市民たちは窓に並べたいほど愛らしくて、女学生たちは見た目でギャルを
表現できてる。それぞれの役どころに応じての色使いはとてもしっくりきてる。
「ミカド」というタイトルだけど主役は帝の息子のナンキプー。
ミカドさんは最後にしか出てこない。これが暴君でね~。自分が法だと思っている。
死刑を楽しみにしているような奴ですよ。時代を反映(風刺)してたんだね。
これを創った作者はイギリス人で19世紀末。
切り裂きジャックが世を震撼させていた時に上演されていたそうだ。
風刺の効いた内容だけに、今の世相(日本)を反映させてありました。
防衛大臣辞任とか白紙の百万円とかハ~ゲ~ネタもね。全2幕なので途中休憩は20分。
劇終に向けて大団円になっていくんだけど、最後の最後で「え?」と思うような
ビジュアルに様変わり。・・・これ必要?確かに意表を突かれて面白いけど。
必要かどうかでいうと「いらん」感じはするな。
演出の遊びなのか、それともコミックオペラというくくりでの「外し」なのか。
別にそこまでの衣装のままでよかったやん、と思わずにはいられなかったけど。
なんというか、翻訳ものなので日本語になじまない表現とか、理解できない
脈絡とかがあるんだけど、ざっくりいうと思考回路が違うんだな~と思った。
ストーリーでいうと暴君であるミカドが「公衆いちゃつき罪」で死刑を発令するが
それによって家出した自分の息子が死刑に合う羽目になる。
それをどうして回避するというのはやる方もやられる方も考えるのだけれど
そこはもう言葉遊びの世界みたいなもので、結局はへ理屈によって大団円となるが
な~んかね~その思考回路がとても違う。あえて言えば中国的でもあって。
途中からやっぱり日本は正しく理解されないアジアの端っこなんだと思った。
クラシックまではいかないにしても古い外国産のオペラだから、それはそれとして
当時の感覚なのだけれど、その片鱗はまだまだあるはずと思うよね。
自分の立ち位置からして振付を気にしながら観ていたけれど、歌いながら激しい動作
というのはあまりなく、立ち位置は変わるけど基本的には横滑りであまりタテノリは
なかった(笑)ま、オペラだもんね。
でも結構みなさん動き回ってらっしゃいましたよ。どこまでが振付でどこまでが演出か
ちょっと見分けがつきにくかったのだけれど、衣装と出で立ちも相まって
狂言を見ているような気になったことが度々あったわ~。脳が混乱したね。
ただ一つの振付だけ、どうしても出演者になじんでないんだな~と思えるところが
ありまして。なるほどな~こう見えるんだな~と勉強させていただきましたです。
みなさんダンサーではないので、それはそうなんです。仕方ないんです。
「踊りに踊らされている」ってやつですよ。それはダンサーであっても気をつけなきゃ
いけないところなんですが、普段踊り慣れていない人がこれをやるとバレバレです。
やっぱり演者はなんとしても「自分のもの」にしなきゃいけないんです。
たぶん振付の仕上がり自体、その場面のその振付が遅かったのかもね。
いやいや難しいもんですね。私も(米原)気を付けて振付しなきゃ。
いずれにしてもとてもいい刺激をいただきました。観に行けて本当に良かった!
膝突合せて予算計上
朝から殺人的な暑さにとうとう大阪へも稽古着で通うようになってしまった私。
ええねんええねん京阪やからええねん、と言い訳しながら向かいます。
ダラ汗流れる。首にタオルまで巻いてもーたわ。
大阪レッスンはMYさんがお休み。
ということで先日振付したものの練習に加えて、とにかくあれもこれも練習。
先日振付した時にはなんだか不安定だったものが安定してきてて「さすが」です。
もちろんまだまだ練習足りてませんが、どちらも踊れる音が有ってないような振付。
よくぞ2週間でここまでもってきてくれたな~と感動した。
いつもお世話かけますね、大阪チームには。
さて、怒涛の3時間を終了し、場所を移してヨーコさんと二人会議。
もちろん誰でもウエルカムな会議なのだけれど今日はたまたま。
でも実は二人して、ここにみんながいてくれたらいいのにね~と言いつつ。
はい。発表会の予算の話です。
そろそろ外部の方をお誘いするにも参加するにかかる費用のガイドラインを
出さねばなんねぇ。前から言われていたんだけど、やっと動けた私。
グズですみません。初めての会館なので先方に問い合わせ、そこで催された
ごく一般的なダンス公演のざっくりした経費を教えていただいたのを基に
ヨーコさんとあーでもないこーでもないと話し合いました。
一応の決は出た感じ。私は私でやはりやらねばならないことは逃れられず(笑)
はい、気合いれて頑張りましょー。来週中には片付けるぜ。
残りの二分の一
水曜日、滋賀メンバーへの振付がめでたく一応ながらも上がりまして。
夕方は米原へ。この日もイベントホールでの稽古だったため、
立ち稽古を中心にダンスは大人だけに先行振付を少し進めた。
そして本日。万葉のラインナップで残すところあと2作。
そのうち1作は私自身のソロなので後回し(!)にするとして、もう一つは本来
滋賀のメンバーが入ったらどうかな~?と思ったこともあった時に選曲したもの。
でも、やっぱり練習時間や共通の時間が取れないので雰囲気がなじまないだろうと
判断し、この曲が浮いてしまった。除くことも可能だったが、曲だけ並べてみても
やはりその一曲がある方がいいと思い、さて誰に踊ってもらおうか。
バランスとしては少人数が条件だし、人員的なバランスもあるしで、ここは双子で
いこうと結論づけてのTちゃんYっちゃんの双子コンビに委ねる。
あ、もちろん双子じゃないんです。
でもよく似ているのでなんか作品を創りたいなとかねがね思っているコンビでして。
今回の発表会では小作品の方に二人で踊る作品があるので、その作品とのリンクも
面白いんじゃなかろうか。そういうことで朝から1時間時間を前倒しで振付。
テーマは蝶々の戯れ。でも実は万葉集には蝶々の歌ってないんですって。
ま、それはそれ。なぞらえたり見立てたりするところに面白さがあるもんです。
後付けでもなんでも(笑)絶対にぴったりの歌は見つかる自信がある!
だからまずは創ってしまいましょ。
ぎゃ~速い(笑)休む間もなくひらひらと踊っていただきます。
これ体重が軽くないとできない踊りだわ。二人しかできないわ(笑)
さて、何とか26日の通しには間に合いそうじゃの~。
後は私か(爆)